工業団地

三島沢地工業団地(平成台)の写真
 三島市長伏に鉄工団地などと呼ばれている三島工業団地があります。この団地は、1964(昭和39)年に協同組合として三島市と商工会議所の協力を得て、中小企業近代化助成法の指定を受けて建設されました。
 企業の経営近代化・作業の合理化がすすめられ活気があふれています。この団地の建設により、生産規模が拡大され、施設が整備され、騒音・廃水等による公害が解消されました。
 現在、団地には機械金属工業を中心として完成品メーカー、部品メーカー、加工業とバラエティに富んだ30の工場が進出しています。工場の従業員は120人から数人の小工場まであります。完成品メーカーでは、部品の受け入れから製品の完成までを隣接する協力工場の作業工程、状況との調整を図りながらライン化しているところもあり、協力工場との結びつきが生産性の向上に効果をあげています。
 また、各企業の営業、生産面での協力体制を築くことや福利厚生・雇用管理の改善活動を組織的に実施していることも、集団化して、協同組合をつくった目的の一つといわれています。
 その後の三島市における都市化の急速な進展は、住宅と工場が隣接する住工混在の状況を生み出し、住民にとっては住環境の整備、公害問題の解決が緊急の課題であり、中小工場にとっては操業や工場の拡張整備、営業活動に多くの支障をきたすようになりました。工業団地を造成し市街地に散在する中小工場の集団化、生産性の向上を図り、住工混在の解消による住環境の保全のために、三島市沢地にも1989(平成元)年に三島沢地工業団地(平成台)が造成され、市内外の中小工場が移転・新設されました。2005年度現在、食料品製造、電気・機械器具製造業を中心に12業種27の企業が進出しており、団地内の工場には約800人もの人々が従事しています。

 このように市街地に散在する中小工場を郊外に移転し集団化を図ることは、工場の拡張による生産性の向上、市街地の公害防止や住環境の整備など期待できる効果は大きなものがあります。

●三島市教育研究会「三島」より