給付される年金 老齢基礎年金

平成29年9月より、10年以上資格期間のある人が65歳になったときに受けられます。

資格期間とは

次の期間をあわせた期間です。

  • 国民年金の保険料を納めた期間
  • 国民年金の保険料の免除を受けた期間
  • 第3号被保険者であった期間(昭和61年4月から)
  • 昭和36年4月以降の厚生年金、共済組合に加入した期間
  • 任意加入できる人が、任意加入しなかった期間(カラ期間)
  • 学生納付特例期間

※カラ期間とは、受給の資格を満たしているかどうかをみるとき、資格期間として計算されますが、年金額の計算の基礎にはならない期間です。

資格期間が不足するときは

 60歳になるまでの間に資格期間が不足する人は、60歳から65歳になるまで任意加入して、資格期間を満たすことができます。
 なお、昭和30年4月1日以前に生まれた人で、65歳を過ぎても資格期間が不足する人は、資格期間を満たすまで最長70歳まで任意加入することができます。

老齢基礎年金の額

  • 全額納付のとき   779,300円(平成29年度 満額)
  • 保険料の滞納や免除期間があるときは、年金額は減額されます。

サラリ-マンの奥さんの老齢基礎年金

  • 昭和61年3月まで旧の国民年金に任意加入していた期間や昭和36年4月1日以後の厚生年金保険などに加入していた期間は、そのまま引きつがれます。
  • 昭和61年3月まで旧の国民年金に任意加入しなかった期間は、合算対象期間(カラ期間)として、老齢基礎年金の資格期間に計算されます。

振替加算 

 サラリ-マンの奥さんで、旧の国民年金に任意加入した期間が短かかったり全くなかった人の老齢基礎年金の額はかなり低くなってしまいますので、年齢に応じた額が加算されます。
 この加算は、奥さんが65歳になって自分の老齢基礎年金を受けるようになると、それまでご主人に支給されていた加給年金が打ち切りとなり、それに代わるものとして奥さんに支給されるところから「振替加算」とよばれます。

繰上げ請求と繰下げ請求とは

 繰上げ請求…老齢基礎年金は65歳から受けられることになっていますが、希望すれば60歳から繰上げて請求できます。

 繰下げ請求…65歳になっても年金を受けないで、年齢を繰下げて受けることもできます。

  • 昭和16年4月1日以前に生まれた方
  
   これらの場合、年金額は請求したときの年齢によって一定の割合で減額、増額されます。 (65歳で受ける年金を100%として)

  繰上げ請求      繰下げ請求

 60歳  58%      66歳  112%
 61歳  65%      67歳  126%
 62歳  72%      68歳  143%
 63歳  80%      69歳  164%
 64歳  89%      70歳  188% 

  • 昭和16年4月2日以後に生まれた方
  
 この場合も、年金額は請求したときの年齢によって一定の割合で減額、増額されます。 (65歳で受ける年金を100%として)

  繰上げ請求       繰下げ請求

60歳0カ月 70.0%    66歳0カ月 108.4%

61歳0カ月 76.0%    67歳0カ月 116.8%

62歳0カ月 82.0%    68歳0カ月 125.2%

63歳0カ月 88.0%    69歳0カ月 133.6%

64歳0カ月 94.0%    70歳0カ月 142.0%

 ※減額率は1月単位で「0.5%×繰上げ月数」により算出します。

 (例)  60歳1カ月  70.5%       60歳2カ月  71.0%   

 また、66歳に達する前に年金を請求しなかった人は、年齢を繰下げて受けることもできます。 

   ※増額率は1月単位で「0.7%×繰下げ月数」により算出します。

 (例)  66歳1カ月  109.1%       66歳2カ月  109.8%  

  一度繰上げて請求すると取消しはできません。

  また、次のような不利なことがあります。

  1. 生涯、減額された年金を受けます。
  2. 障害になった場合でも、障害基礎年金は受けられません。
  3. 保険料の未納期間やカラ期間のある人は、満額の老齢基礎年金に近づけるため、60歳から65歳になるまでの間、任意加入できますが、繰上げ請求すると任意加入はできません。
  4. 遺族年金を受けている人は、繰上げ請求したときから65歳まで支給停止となります。
  5. ご主人が亡くなっても、寡婦年金を受給できません。