第14回優秀観光地づくり賞「金賞総務大臣賞」

優秀観光地づくり賞とは

 観光による地域振興を積極的かつ効果的に推進し、他の地域の参考になるような観光地域づくりの成果を生みだしている団体等を表彰することにより、各地におけるより良き観光地づくりがさらに推進されることを目的として平成6年に創設したものです。観光地域づくり活動の担い手となっている地方公共団体、観光協会等の公的団体、民間団体、企業、自治体、グループなどを対象としています。選考にあたっては、「地域定着性」「発展性」「継続性」「独創性」「先駆性」「国際性」「景観性」の視点から審査しました。
第14回優秀観光地づくり賞「金賞総務大臣賞」表彰状 第14回優秀観光地づくり賞「金賞総務大臣賞」盾

主催

社団法人日本観光協会

後援

国土交通省、総務省

発表

平成19年2月23日(金)

表彰式

平成19年4月19日(木)、幕張メッセ(千葉市)

受賞理由

 「湧水を守りたい」という住民の熱意が人を惹きつけ、景観整備推進の結果が観光に結びついた「新しい観光のモデル」として評価。まちづくりに対して市民参加が活発である。

受賞した事業

 三島市が取り組む「街中がせせらぎ事業」は、中心市街地の歴史、文化、水辺や翠の自然環境といった「アメニティ資源」を活用し、それをネットワークする回遊ルートを整備することによって、周辺を快適な空間に造り上げ、「歩きたい街」、「住みたい街」を築くことを目的とした事業である。富士山からの湧水が湧き、古くは「水の都」と呼ばれていた三島市では、昭和40年代に地下水のくみ上げによって湧水が枯渇したことを契機として、グラウンドワーク三島(平成10年NPO法人化)等による市民主導のまちづくりが活発に進められていた。「街中がせせらぎ事業」も、三島商工会議所が創立50周年記念として提唱したビジョンを、市民・企業・まちづくり団体・行政が協働(コラボレーション)で取り組んでいるもので、延べ数百回に及ぶワークショップ開催に代表されるように、市民参加による計画づくりが基本で、実現のための施策化や調整を行政が担ってきた。

担当課

まちなみ再生課・観光推進課
写真:三島駅南口前 写真:源兵衛川