1 不満率上位5項目に対する今後の取り組み・対応 (平成27年度市民意識調査)

平成27年度市民意識調査の『三島市の施策に対する満足(充実)度』において、「歩道の整備」(42.2%)、「生活道路の整備」(40.0%)、「バスなどの公共交通の充実」(33.5%)、「三島駅周辺の整備」(32.9%)、「にぎわいある商業・商店街づくり」(30.4%)の5項目が不満率上位となりました。

 この不満率上位5項目に対していただいたご意見・ご要望の中から、特に多かったご意見・ご要望について、市の今後の取り組み・対応を報告します。

1 歩道の整備

(1)電柱を地中化して歩道を確保してください。

【今後の取り組み・対応】
 無電柱化事業は電線類を地中化する電線共同溝方式を基本に整備を進めています。
 電線共同溝の整備は、電力事業者、通信事業者、都道府県公安委員会等と協議し、合意を得て「電線共同溝の整備等に関する特別措置法」に基づく整備道路の指定を受ける必要があり、国土交通省中部整備局管内で無電柱化推進計画を策定し、道路指定の調整を行っています。このため、事業着手まで時間(数年間)が必要となります。
 この電線共同溝ですが、電線類地中化に伴い管理用の地上機器(Box)の設置が必要となり、一般的には歩道の一部を占用します。このため、地上機器設置場所が確保できない狭い道路を無電柱化するには、道路拡幅を伴う整備が必要となります。
 このような状況の中、当市は、無電柱化が望まれる路線のうち「地上機器の設置場所が確保できる道路」もしくは「拡幅整備中の道路」である
 ・(主要地方道)三島停車場線(三島市芝本町地先)
 ・(都市計画道路)三島駅北口線(三島市幸原町2丁目地先)
 ・(都市計画道路)下土狩文教線(三島市文教町1丁目地先)
の3路線を無電柱化事業整備中であり、今後の電線共同溝整備道路の指定は、電力事業者、通信事業者等との協議により地中化が可能な路線を検討する中で、費用対効果等を考慮し優先順位をつけて計画的に進めているところです。


(2)古くからの住宅地の歩道は見えない段差も多く、子どもやお年寄、足の不自由な方が歩行に困難を感じているようです。

【今後の取り組み・対応】
 古くからの住宅地の歩道は側溝と歩道が共用となっているところが多く、経年劣化による蓋との間に段差を生じて歩きにくくなっているところが多く見受けられます。
 今後、局部的な溝蓋の改良や、歩道自体の整備を進め、歩行者の視点に立ち、出来る限りの歩きやすい歩道を増やしていきたいと考えております。

2 生活道路の整備

道路が狭くて危険なので、拡幅してほしいです。

【今後の取り組み・対応】
 市内の道路は古くからの道路が多いため、道路幅が狭く歩行者の通行に支障をきたしているところも多く見かけます。
 道路整備における課題としては、誰もが安心して通行できる道路空間の確保のための対策を講じていくことであり、道路を拡幅する方法や現道幅で整備する方法及び歩車共存道等の新しい手法で整備を行なう方法等を取り入れて、出来る限りの道路空間確保に努め、安全で安心な道路整備を行なってまいります。

3 バスなどの公共交通の充実

(1)三島駅の新幹線から在来線に行くとき、足の不自由な人が階段をおりるのに苦労していましたので、障害者にやさしい配慮が必要と思います。

【今後の取り組み・対応】
 三島駅の施設面については、在来線、新幹線共に駅構内からホームへ通じるエレベーターや連絡通路におけるエスカレーター(逆回転対応可)の設置などの対応がなされており、現在でも、事前の申し出があれば社員の皆さんが必要な対応をしていただいています。
 しかしながら、事前の申し出がなくても、普段から高齢者や障がいをお持ちの利用者に対する配慮が求められていると思われます。
 平成28年4月1日から施行される「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律(障害者差別解消法)」において、民間事業者に、障害を持っている利用者に対し、過重な負担にならない範囲で「合理的配慮」を行うことが法的に努力義務として求められてくるため、三島駅を管轄している東海旅客鉄道株式会社(JR東海)と必要に応じ協議するとともに、協力を依頼していきます。


(2)高齢者の方が安心してでかけられるように、バスルートの拡大と便数の増便をお願します。

【今後の取り組み・対応】
 市内を運行する路線バスやコミュニティバスにつきましては、バス事業者、有識者、国、県、市、住民代表等で構成されます「地域公共交通会議」にて、各路線のルートや便数を検討の上、承認を得て運行されております。
 日頃、バスをご利用される皆様から多くのご要望をいただいておりますが、その中でも多数を占めるご要望内容につきましては、地域公共交通会議にてご審議いただき、検討しております。
 しかしながら、昭和40年代をピークにバスの利用者数は減少の一途をたどっている中、ほとんどの路線において運行事業者の収支状況は大変厳しく、ルートの拡大と便数の増便は容易ではないのが現状であります。
 市としましても、事業者が何とか現行路線を維持できるよう補助しておりますが、それでも路線の縮小、廃線がまったくない状況ではありません。
 バスをご利用される皆様には、公共交通としてのバスの必要性について、地域の課題として地域住民の皆様の共通意識を持っていただき、ぜひ、積極的にバスをご利用いただきますようお願いいたします。

4 三島駅周辺の整備

(1)三島駅の北口、南口共にスーパーや大型商業施設(デパート等)などを誘致してもらいたい

【今後の取り組み・対応】
 三島駅周辺の地域にお住いの皆様をはじめ、多数の市民や駅利用者が、駅周辺に日用品や食料品等を扱う商業施設を必要とされていることは認識しており、当面は、三島駅南口再開発の中で事業の成立性との調整を図りつつ、導入の可能性について検討してまいります。


(2)三島駅の南北通路を実現してほしい。

【今後の取り組み・対応】
 平成15年度からの鉄道事業者等との協議により、新幹線直下の既存開口部の引込線トンネルを活用して東海道本線を橋で跨ぐ案が、唯一検討可能なルートとされましたが、十分な整備効果が見込めず、当該ルートでの事業推進については白紙化を決定しております。
 今後は、駅周辺の再整備による人の流れやバリアフリー等の社会ニーズ等の変化や機運を捉えながら、鉄道事業者との情報交換等を実施する中で整備可能性を模索していきます。
 また、市民の望む中央ルート案の整備には多額の経費と長期化が見込まれることから、粘り強く取り組んでまいります。

5 にぎわいある商業・商店街づくり

(1)北口からあれだけ大勢の学生が行き来するにもかかわらす、立ち寄る店がなく、そのまま駅に向かって帰ってしまっているので、若い人が立ち寄れる商業施設を増やしてほしい。

【今後の取り組み・対応】
 繁盛店づくりなどを目的とした個店魅力アップ事業により、既存の店舗それぞれが魅力ある個店に向けて経営革新を行うよう支援していくほか、空き店舗補助金の活用により、学生にとっても魅力ある新たな個店を誘致していくことで、駅周辺の商業振興を促進しています。
 また、イベント振興事業費補助金等を活用し、商店街等が開催するイベントを学生たちに情報発信できるような仕組みづくりを検討してまいります。


(2)郊外型商業施設や郊外型のショッピングモールがあると便利です。

【今後の取り組み・対応】
 まちづくり3法(都市計画法、大規模小売店舗立地法、中心市街地活性化法)が平成18年に改正されたことによって、郊外の開発が抑制されました。これによって郊外型大規模商業施設・ショッピングモールは出来なくなっています。
 このようなことから、他の利便施設の誘導や、中規模・小規模な商業施設の誘導によってにぎわいの創出を検討してまいります。