文芸三島第38号 表彰式

文芸三島
 「文芸三島」は毎年6月1日~7月31日の期間で作品を募集し、応募作品の中から各部門ごとに「文芸三島賞」1本と、「文芸三島奨励賞」が数本選ばれます。
 平成27年度は第38号の発行日翌日の12月17日に三島市民生涯学習センターにて入賞者の表彰式が開催されました。

文芸三島賞 受賞者コメント

随筆部門 鹿野 仰二 さん
 北海道から三島に移住、新参の挨拶代りにと投稿を始め二十年が経った。最初は賞は戴けなかったが掲載されたのが嬉しくて、戴いた一冊を持って無人の寺の境内に入り込み、一人、讀み耽った記憶がある。それから投稿が毎年の習慣になって時が過ぎた。投稿の内容は評論が四編ほどで、後は全て随筆である。理由はただ他に力が及ばなかったからである。その間、選者の先生に励まされ、煽てられながら来たが、継續できたことへの感謝の気持は持ち続けている。
 老残の私に代る若い力の台頭を期待している。

詩部門 深山 幸子 さん
 秋晴れのある日、車椅子の方々が高原に集い交流する会が開かれました。私はボランティアの一人として参加し、瞳ちゃんの車椅子を押す係をさせていただきました。
 屋内の行事が終り、広々とした屋外に瞳ちゃんと一緒に出ると、気持ちのよい陽射しにさわやかな風が私達の頬をなぜて行きます。その時瞳ちゃんがなぜか空ばかり見ているのに気付きました。私も見上げると、青空にいわし雲がそれはきれいに浮かんでいました。二人でいわし雲を眺め心が伝わりあった至福のひとときでした。
 賞を励みにこれからも感動を言葉にして参りたいです。

短歌部門 谷口 トシコ さん
 移り住み二十年余婦人学級という学びの場に出合えたことは私にとってとても幸なことと思っております。
 短歌という万葉時代よりの日本文学に親しめ素晴しい指導者との出合良き歌友に恵まれまた新しい一歩を踏み出して頑張りたいと思います。
 そしてこのような賞をいただけたことはこの上ない喜びだと感謝申し上げます。
 ありがとうございました。

川柳部門 芹澤 穂々美 さん
 二月に行われる「地口行灯まつり」の新聞記事を見たのが、川柳の会に入るきっかけだった。
 随筆や詩も勉強していたが、川柳ってどんなもの?と、興味をもったからだ。
 今でも隔月に行われている「三島現代地口川柳の会」の会員として、楽しく勉強させていただいているが、「文芸三島」への応募者数が少ないのは残念である。

はめ字文部門 松澤 紘一郎 さん
 はめ字文部門で、栄えある賞を頂き感謝・感激です。平成十二(2000)年、三島北高校を定年退職しました。それ以前にも、三島の県立教育研修所に五年勤務したこともあり「三島」は大好きです。
 浅からぬ縁がありながら、居住地は遠く、古の遠州です。退職後、縁が切れないよう「三島はめ字文の会」へ入り「文芸三島」に毎年投稿し、そのレベルの高さに圧倒されていました。それ故、夢のこの賞に舞いあがり、表彰式が楽しみでした。当時はポリープ除去の処置日と重なり残念至極。「禍福は糾える縄の如し」です。