冬季に多発する高齢者の入浴中の事故に御注意ください

厚生労働省の人口動態統計分析によると、家庭の浴槽での溺死者数は11年間で約7割増加し、平成27年には4,804人となっています。そのうち約9割が65歳以上の高齢者です。

入浴中の事故死の半数は冬季(12~2月)に発生しています

日本人にとって入浴は重要な生活習慣の1つです。しかし、脱衣所と浴室の温度が急激に変わると血圧が大きく変動するため、失神や意識障害などが起きることもあり、溺水や突然死のリスクを伴います。また、浴室は滑りやすく、転倒などによる怪我も発生しやすくなっています。浴室で事故死する人は、高血圧や心疾患、糖尿病などの慢性疾患をもつケースが多くみられます。これらの持病のある方は、特に注意した方が良いでしょう。

安全に入浴するための注意点

(1)入浴前に脱衣所や浴室を暖めましょう。
(2)湯温は41度以下、湯に漬かる時間は10分までを目安にしましょう。
(3)浴槽から急に立ち上がらないようにしましょう。
(4)アルコールが抜けるまで、また、食後すぐの入浴は控えましょう。
(5)精神安定剤、睡眠薬などの服用後入浴は危険ですので注意しましょう。
(6)入浴する前に同居者に一声掛けましょう。いつもより入浴時間が長いと感じたときには、同居者は、入浴者に声掛けをしましょう。