パサディナ市と姉妹都市提携を結んで60年を迎えます。

今年は、三島市とパサディナ市が姉妹都市提携を結んで60周年を迎えます。

パサディナ市姉妹都市提携経緯

宣言式  パサディナ市は、かねてより富士山の見える都市と交流したいと希望しており、1957年4月に、東京にあった「世界友の会」から姉妹都市縁組の提案を受けた両市は、慎重に検討し、文化都市、住宅都市としての形態に多くの共通点を認めました。
 そして、1957年7月24日、パサディナ市の姉妹都市委員会初代委員長夫妻の来日により、三島において、日本では、長崎市(米・セントポール市)、仙台市(米・リバーサイド市)、岡山市(米・サンノゼ市)に次いで4番目の海外都市との都市縁組宣言式(現在の姉妹都市提携調印式)が行われました。


過去派遣研修生から

「パサディナからアフリカへ」   神田 慧瑠 (平成13年度派遣研修生)

神田1

神田2

神田3

 私は2001年8月,三島市の姉妹都市の一つであるアメリカのパサディナ市への派遣という幸運に恵まれ,語学研修を含む約一ヶ月の米国滞在を経験した。三島市立錦田中学校の生徒だった頃から,空に浮かぶ飛行機雲を見る度に「世界を見てみたい」「海外で働きたい」というぼんやりとした思いを抱いてきた。大学2年の夏,パサディナ市への派遣プログラムに応募したのはそれが動機であった。
 パサディナでは2軒のホストファミリーにお世話になりながら未熟な語学能力の向上に努めると共に,彼らの生活,文化,思考様式に直接触れるなかで,多くのことを吸収することが出来た。アメリカは日本とは異なり,国の成り立ちから大規模な移民を受入れ,その文化は多様性に満ちているそしてその多様性を統合する「自由・平等」という概念に私は魅了される(当時はこの概念に全く疑問を持たずただ感動していた)と共に,アメリカだけではなくもっと多くの世界を見てみたい,だから将来は海外に出て働くのだという決意を抱いてパサディナを離れたことを覚えている。  帰国して10日後,9.11同時多発テロ事件が発生した。崩壊する世界貿易センタービルの映像を見て,歓喜する人々がいることに私は困惑した。それほど当時の私は世界を理解していなかった。アメリカはすぐさまアフガニスタンを攻撃,その後イラクへ侵攻し,世界は冷戦構造崩壊後の新たな混乱の時代へと突入した。「テロとの戦い」をスローガンに,対象を敵か味方かの二元論で判断し,敵と見なせば容赦なく排撃するアメリカの姿は,移民に寛容な,「自由・平等」を行動の基本理念とするはずの「私が魅了されたアメリカ」からはほど遠いものに見えた。アメリカはどうなってしまったのだろうか,そして世界はどうなっているのだろうかという思いを常に抱えながら,帰国後の12年間を過ごしてきた。
 海外で働きたいという思いは2013年に実現した。北アフリカのスーダン共和国に2年間赴任した後現在は西アフリカのナイジェリア共和国に赴任中であるスーダンはかつて同時多発テロの首謀者とみられていたオサマ・ビン・ラディンを匿うなど人々の意識に反米が根付いているそしてナイジェリアにはISILに忠誠を誓うボコ・ハラム(現地語で「西洋の教育は罪」という意味)というテロ集団が活動しており,北東部をはじめ私が住む首都アブジャ周辺でも自爆テロ攻撃を仕掛けている。仕事の具体的内容は記載しないが,英語を対話の手段とし,日々の業務と生活に悪戦苦闘するなかで,私は世界がどうなっているのか,どうなっていくのかを見ている。パサディナからアフリカへ,パサディナでの経験と当時抱いていた思いは,現在も途切れることなく私のなかに息づいている。
 パサディナ市との姉妹都市提携60周年を迎えるにあたり,今後も同市への派遣事業が継続され,多くの三島の若者が「アメリカ」に触れる場が提供されることを望む。

公式訪問団の相互派遣

 主に、周年の事業として、公式訪問団の相互派遣を行っています。
 昨年、姉妹都市提携60周年に先駆けてテリー・トーネック市長を団長とする公式訪問団27名が、花のまちフェアに合わせて来島し、楽寿園やディズニーパレードの見学、植樹などを行いました。また、今年度は、三島市から公式訪問団を派遣します。

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市役所玄関で歓迎 市長主催歓迎会 公式訪問団受入(みしまるくんと) パサディナ市公式訪問団白滝公園にて 楽寿園で植樹 パサディナ市公式訪問団受入MIRA送別会

フレンドシップの相互派遣

平成14年度から始まった青少年交流事業フレンドシップでは、中学生・高校生を対象に毎年交互に派遣を行っ ています。三島へ受入時には、パサディナ市・麗水市・三島市の3か国の青少年が交流し、ホームステイや箱根 の里での宿泊や料理・市内中学校の訪問などを実施しています。
平成28年度までで、三島からは82名の青少年を派遣し、パサディナ市からは49名の青少年が来島しています。
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フレンドシップ2016受入 フレンドシップ受入③ フレンドシップ受入② フレンドシップ派遣① フレンドシップ派遣②

夏期研修生相互派遣

大学生を対象とした夏期交換研修生の相互派遣は、約3週間両市に滞在し、フレンドシップ事業やボランティア に参加しています。派遣は、昭和49年から続いており、平成28年度までに、三島からは80名の研修生を派遣し ています。また、受入は昭和59年から続いており、平成28年度までに62名の研修生がパサディナ市から来島し ています。※画像をクリックすると画像が大きくなります。
夏期研修生受入 夏期研修生(ボランティア) 夏期研修生受入③