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幼稚園・保育園

市内の幼稚園の表 市内の保育園の表
幼稚園は文部科学省の管轄、保育園は厚生労働省の管轄となっています。

母親クラブ

3つの母親クラブがあります。これらの団体は、生涯学習課の指導を受けていますが、活動内容の企画・運営は自主的に行っています。ボランティア活動やレクリエーションなどを通して仲間作りをしています。活動には、助成金が出ています。
(問い合わせ  生涯学習課 TEL 83-0883)

りぼん母親クラブ
  活動の中心は、人形劇です。台本から始まり、 人形作りや音楽も自分たちで制作します。何回も練習をして公演を行い、年1本のペースで作品を作っています。定期公演のため、佐野楽寿寮や見晴学園を訪れ、また、依頼があれば幼稚園や子供会などにも出張公演します。その他、会員の親睦を深める活動も行っています。

フレンドシップ母親クラブ
 活動内容は、ボランティア活動から趣味の講座まで多種多様です。老人ホームでの手伝いや  陶芸、トールペイント、フラワーアレンジメントなどで、平成12年(2000)現在の会員は52人です。学区をこえて交流でき、子供を持つ母親ならではの楽しい会話ができる場所です。

三歳児母親クラブ
 親子が遊びを通して仲間作りをしています。母親の育児における不安を解消したり、子供たちは遊びの中からルールを学んだりします。講演会、レクリエーション、ボランティア活動も行っています。

三島おやこ劇場

 親と子供が一緒に生活できる短い期間、お互いに豊かにのびのびとふれあいながら、子供の心を育て、生きる力を育むことを目的に、三島おやこ劇場は、昭和47年(1972)に発足しました。平成12年(2000)現在会員数は560人で、例会、自主活動を2本柱として活動しています。
 
 例会は、毎年作品紹介のパンフレットの中から、全会員のアンケートにより選んだ生の舞台作品を、低学年(4歳〜9歳)、高学年(10歳〜)に分かれて、年間それぞれ5回、親子で演劇を鑑賞(かんしょう)します。
 自主活動は、遊びを通して社会性を身につけていく子供たちに、仲間と遊ぶことの楽しさを満喫(まんきつ)してほしいと、年1回の「おやこまつり」や、地域ごとの遊ぶ会、また高学年の子供たちと高校生、大学生、社会人が参加する「子どもキャンプ」を行います。
 
 子供の自主性、主体性を何よりも優先し、日程と場所以外はすべて子供たちが決めています。事前に仲間作りや準備のため班会議を重ね、当日は「自分の責任で自由に遊ぶ」をモットーに、楽しみながら、お互いへの思いやりや生活のルールなども学んでいきます。低学年の子供たちは、「おやこプレキャンプ」を経験します。

三島市立中央幼稚園



中央幼稚園の写真
平成12年(2000)現在の中央幼稚園

 三島市立中央幼稚園は、平成12年(2000)に112周年を迎えました。現存する静岡県の幼稚園で最古の幼稚園です。前身は三島尋常(じんじょう)小学校付属幼稚園で、明治22年(1889)に創立されました。当初は、同小学校(現、三島市役所がある位置)の一部を使用して保育を行っていました。
 
 三島がこのように早く幼稚園教育に着目したのは、古代より国府、国分寺の所在地であり、また近世には、政治経済、文化の中心地である江戸と東海、近畿(きんき)以西との交通の要地として、いち早く新しい文化に接していたので、学問、教育についても、当時としてはかなり高い水準と伝統を持っていたからだと思われます。当時の就学率(しゅうがくりつ)を全国平均と比較すると、男子は、1.8倍、女子は、3.6倍ということで、とりわけ女子教育への関心の高さがうかがえます。
 大正12年(1923)、関東大震災により園舎が大破し、三嶋大社内の一角を借り受け、翌年には、同大社の東側の地所14aを借りて園地としました。しかし、昭和5年(1930)に北伊豆地震により再び園舎が大破し、三島町役場内に移転、改築するまでは応急修理をして保育を継続しました。昭和16年(1941)に三島市立中央幼稚園と園名を改称し、現在に至ります。
 
 戦後のピーク時には300人の園児が在籍し、2部制で保育をした時期があったそうです。後に、市街地の発展膨張(ぼうちょう)の著(いちじる)しい西部地域の市民の要望もあり、昭和24年(1949)市立西幼稚園が設置されたのを皮切(かわき)りに、公立幼稚園が設置されて14園となりました。平成12年(2000)、近隣の公立幼稚園の数は、沼津市では1園、長泉町では5園だけです。

 平成12年(2000)、中央幼稚園は通園児16人と非常に小さな幼稚園となりました。少子化や3年保育の要望が強まる中で、三島市は中央幼稚園を含め統廃合(とうはいごう)を検討している最中です。

→  北伊豆地震
出典 『110年のあゆみ』
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