「ママが楽しく学ぶ防災講座」を実施しました


 「防災について知りたいが、子育て中であり、講座等に子連れで行けない。」、「もっと、身近で気軽に参加できるような防災講座を開催してほしい。」等女性の視点での防災対策意見交換会で出されたご意見に応えるため、子どもと一緒に気軽に参加でき、子育て世代に役立つ防災講座を各回申し込みで全3回開催しました。子ども同伴でも参加しやすいように託児も受付ました。

第1回 お散歩で危険箇所を確認

 子どもと散歩してどんな物が危険かを確認し、部屋に戻って地図で再度確認をしました。また、非常食の体験も実施しました。

開催日時:平成27年11月18日(水) 10:00~12:00
開催場所:市民活動センター 第1会議室及び周辺の市街地
講師:静岡県ふじのくに防災士 相原 宏子 氏、佐々木 恵美子 氏
参加者:16人(子ども含む)

【内容】
 〇散歩。危険箇所を確認
 〇非常食の体験

  • ママ講座1-1
    歩いて危険箇所を確認
  • ママ講座1-2
    部屋に戻って、再度みんなで危険箇所を確認
《参加者の声》
・市内の狭い道路の再確認。周囲を見まわして危険回避する大切さを学びました。
・普段歩いている時に気付かなかった危険箇所を意識、頭上にも目を向ける必要があると気づけてよかったです。
・備蓄、非常持出品等必要になる物が子どもがいると沢山ある事がに気が付きました。もう一度見直して車の中にも備えたいと思います。

第2回 東日本大震災の時、ママ達は?

 東日本大震災の被災地のママと子ども達への物資支援を行い、被災地でのママや子どもの様子を知る掃部講師を迎えて、「地震発生時に生きのびることが大切」、「ピンポイントで家族の集合場所を決めておくことが大切」など東日本大震災のママ達の声を踏まえた講話と「子どもは、まずいと食べない」ので防災食を子どもと一緒に食べて味を確認しました。

開催日時:平成27年12月4日(金) 10:30~13:00
開催場所:社会福祉会館 
講師:スマートサバイバープロジェクト特別講師 掃部(かもん) まゆ 氏
参加者:32人(子ども含む)

【内容】
 〇講話
 〇防災食体験

  • ママ講座2-1
    東日本大震災の時のママの状況を聞く
  • ママ講座2-2
    缶詰のふたを使ってパンを切る
《参加者の声》
・被災時のリアルな話を沢山聞けて、身が引き締まりました。
・一般論ではなく、子どもを持つ身として、具体的に必要なこと、モノ、心構えを学ぶよい機会になりました。
・ベビーフードやミルクは用意してあってても、お粥にできるアルファー米などは知りませんでした。大人も子どもも兼用できる物があることを知ることができました。

第3回 サバイバルご飯にチャレンジ

 電気、ガス、水道、下水道が使用できない時、どうしますか。
 専用の防災食品だけではなく、身近な食材を上手に利用し、最初の手洗いから料理をして片づけまでを1班(大人3人程度)2リットルの水で実施しました。
 高良講師は、①水②ガス③手間④コストの節約料理を教え、「災害時だけでなく、普段から作り慣れ、食べ慣れておくことが大事」と呼びかけました。

開催日時:平成28年1月16日(土) 10:30~13:00
開催場所:三島市民生涯学習センタ- 
講師:沼津市災害ボランティアコーディネーター協会所属 高良(たから) 綾乃 氏
参加者:24人(子ども含む)

【内容】
 〇防災クイズ
 〇サバイバルご飯にチャレンジ
  〈メニュ-〉
   ① 水漬けパスタのボンゴレビアンコ
   ② 切り干し大根とわかめのサラダ
   ③ 塩昆布の即席づけ
   ④ 塩昆布の即席ベジスープ

  • ママ講座3-3
    班ごとに工夫をして料理
  • ママ講座3-2
    美味しくできあがった料理を試食
《参加者の声》
・備蓄というと缶詰など肉や魚が多いが、これなら野菜もとれていいなと思いました。おいしくってほっぺがおちそうでした。出席して良かったです。
・防災食!!というわけでない。普段からできる料理でとてもためになりました。乾物のレパートリーがあまりなかったので勉強になりました。
・水もどしパスタは初めて作ったので、なるほど・・・と思いました。衛生用品の備蓄、水を下水道に流せない。ということは新たな視点となりました。マンション暮らしだと水を下水道に流せなかったらどうしよう・・・と考えてしまいました。