高齢者の誤飲・誤食に注意しましょう!

概要

・消費者庁には、平成22年12月から令和元年6月末までに、65歳以上の高齢者が食品以外のものを誤飲・誤食したという事故情報が318件寄せられています。
・年代別にみると、75歳以上の後期高齢者による事故が約7割を占めています。
・高齢者本人が事故に気づかない場合も多いため、家族や介護者等周囲の人が気を配ることが大切です。
・誤飲・誤食しやすい製品(上位3位で約7割を占めます)
 〈1位〉医薬品の包装 〈2位〉義歯・詰め物 〈3位〉洗剤・漂白剤

主な事故事例

(1)医薬品の包装シート
薬を内服した後に包装を服のポケットに入れていた。少し経ち、薬を飲んでいないと勘違いし、包装を誤飲した。胸に痛みを感じて受診し、内視鏡で食道にあった薬の包装2個を除去。食道に軽度の切り傷を負った。(70代、女性、要通院、軽症)
(2)義歯や詰め物
食後に義歯がないことに気付き、詰まったような感じがあったため受診。レントゲンで義歯が見つかり、気管を切開し咽頭から義歯を摘出する手術を行った。(70代、男性、要入院、中等症)
(3)洗剤や漂白剤 
台所用強力洗剤をペットボトルに移して使っていたところ、誤って1口飲んでしまった。水を2リットル程度飲んだ後、3回嘔吐した。(70代、男性、軽症)

事故防止のためのアドバイス

(1)医薬品の包装シートは1錠ずつに切り離さないようにしましょう。
(2)定期的に歯科を受診し、義歯を良好な状態に保つとともに、食後に義歯を確認しましょう。
(3)食器の中に洗剤や漂白剤を入れて放置しないようにしましょう。
(4)食品や飲料とそれ以外のものは別の場所で保管しましょう。
(5)食品の容器に食品以外のものを移し替えないようにしましょう。
(6)誤飲・誤食すると危険なものは、認知症の方の手の届かないところに保管しましょう。