国際交流

パサディナ市　Pasadena

昭和32年（1957）に姉妹都市になりました。この提携(ていけい)は、全国で4番目、県内では初めてのものでした。
　アメリカ・カリフォルニア州のパサディナ市は、ロサンゼルス市の東北16ｋｍに位置し、山に囲まれた静かな街で、年間を通して温暖です。「パサディナ」は、アメリカインディアンの言葉で「谷間の王冠」を意味します。市内には、8つの大学があり、ＮＡＳＡのジェット推進研究所や元旦の口ーズパレードなどが有名です。
　三島市とパサディナ市は長年、相互訪問を重ねており、三島市では、毎年7〜8月にかけての約1カ月間、2人の大学生をパサディナ市に派遣しています。また、毎年同時期にパサディナ市から大学生１〜3人が三島市の家庭にホームステイし、夏期英会話講座の講師も務めます。

→　研修生の感想



　　　パサディナ市庁舎

ニュ−プリマス市　NewPlymouth

平成3年（1991）に姉妹都市になりました。ニュージーランドの北島に富士山そっくりのタラナキ山（エグモント山）があり、沢地に住む1人の主婦がこのことに興味を持って別の3人の主婦に声を掛(か)け、ニュープリマス市長に手紙を出したことが、交流のきっかけでした。

毎年3月に三島市の中学生7人とスピーチコンテスト優勝者2人がニュープリマス市を訪れ、ホームステイしています。平成13年（2001）より小学生7人の派遣もスタートしました。


　　　　　　　タラナキ山

麗水（れいすい）市

数年間の人的交流を重ね、平成9年（1997）、中国浙江省(せっこうしょう)麗水市と友好都市になりました。浙江省の麗水市は甌江(おうこう)の中流に位置する盆地にあり、名前の通り山紫水明(さんしすいめい)の土地です。相互訪問のほかに、平成10年（1998）の農業研修生3人の受け入れなど、今後も一層の交流が期待されています。

三島市国際交流協会（ＭＩＲＡ）
Mishima International Relations Association

昭和44年（1969）に発足した 三島姉妹都市協会を前身に、平成4年（1992）に設立されました。三島市における国際交流の窓口として地球人的視点での国際協力、相互理解などを深めるため、さまざまな活動を行っています。

　現在会員数は個人、団体、法人を合わせて約600人。会長、副会長を中心に総務、都市交流、教育文化、在住外国人交流、広報の5つの委員会が柱となって事業を行い、三島市役所の秘書課国際交流室が事務局となっています。

　主な活動内容は、姉妹都市との交流、研修生の派遣や受け入れ、スピーチコンテスト、英会話サークル、日本語サークルのほか、在住外国人とともに過ごす国際交流フェア、交流パーティー、国際理解教育などがあげられます。

英語スピーチコンテスト

毎秋、姉妹都市親善(しんぜん)英語スピーチコンテストを開催しています。中学の部と、高校・大学・一般の部、の2部門に分かれています。各部門の優勝者は、ニュープリマス市への研修旅行に参加できます。三島市から20万円の補助金が交付されます。参加資格は三島市民であることです。ただし、海外に通算1年以上住んだ経験のある人、過去に三島市国際交流協会または三島市の研修生として三島の姉妹都市に派遣された人には、優勝資格がありません。

夏期英会話講座

講師は、日本人の先生とパサディナ市からの研修生。初級、基礎、一般初級、一般中級の4クラスに分かれています。受講資格は、三島市国際交流協会の会員または三島市民です。

英会話サークル

日本人講師とニュージーランド人のＡＬＴ（英語補助教員）が毎週交代で英会話を指導します。クラスの人数は10〜15人前後で、能力別クラス分けはなく、 高校生から60代までが和気(わき)あいあいと学んでいます。受講資格は、三島市国際交流協会の会員であることです。

日本語サークル

三島市内及び近郊に住む、日本語を学びたい外国人のために活動しています。無償のボランティアの会員が指導に当たっています。外国人からの申し込みを受け付け、生徒と先生の都合があった時点で先生の紹介がなされます。

三島市国際交流協会団体会員
理事所属団体（50音順）

　各団体では、それぞれの活動を通しても国際交流を行っています。