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湧水復活への努力

 三島市では、1人当たりの水道使用量が418リットル/日と、全国平均の354リットル/日を大幅に上回っています。三島市の上水道の水源はすべて地下水です。

 三島の湧水復活のために、私たちでもすぐ実行できる方法は、まず水道水の使用量を減らすことで、その水源である伏流水の使用量も減らすことができます。三島市役所水と緑の課(問い合わせTEL 83-2642)などでは、以下のような水道水の節約法を勧めています。


節水コマ


節水コマのイラスト 水道のハンドル部分にあるコマを節水コマに取りかえることにより、蛇口から出る水の量を約20%減らすことができます。この節水コマは、三島市内の世帯を対象に、1軒につき2個まで無料配布しています。

 平成10年(1998)には、市内の幼稚園14園に、平成12年度には市内小、中学校にも節水コマを設置しました。一般の世帯への配布も年ごとに数が増えており、家庭での節水も推進されています。(蛇口の型により、取り付けられない場合もありますので、確認してください。)          

            

                                   

簡易貯留型(かんいちょりゅうがた)雨水貯留施設

  簡易貯留型雨水貯留施設
 
 屋根に降った雨水を地上に設置した簡易タンクなどに貯める施設です。貯めた雨水を庭の水まきなどに利用することで上水道の節約に役立ちます。

 住宅1軒につき1基のみ工事費の1/2(上限50,000円)の補助金を受けることができます。

  

                      

浄化槽転用型(じょうかそうてんようがた)雨水貯留施設(うすいちょりゅうしせつ)

浄化槽転用型雨水貯留施設

 公共下水道の接続により、不要になった浄化槽を改造して雨水を()めるようにしたものです。貯まった雨水は植木への水やりや防火用水に利用でき、上水道の節水や浸水被害の防止に役立ちます。

 住宅1軒につき1基のみ工事費の1/2(上限80,000円)の補助金を受けることができます。



雨水浸透マス

 雨水浸透マス

 屋根に降った雨水をろ過して効率良く大地に浸透させる施設です。地下水を蓄え、浸水被害を防止することができます。

 住宅1軒につき2基が限度で、工事費の補助金額はA型60,000円以内、B型50,000円以内です。


天水尊(てんすいそん)

天水尊の写真 雨水をためる貯水設備です。防火用水や災害時非常用水に役立てられるほか、草花への散水に活用できます。三島ゆうすい会では平成7年(1995)から、手作りの天水尊を製作、設置を行っています。これは地下水涵養(自然にしみ込むようにすること)にも効果があると言われています。

 この装置は、熊本県や東京都墨田区の視察を経て三島のまちに似合う貯水槽を作り、湧水復活への試みの1つとして始められました。

 平成12年(2000)現在、市内6ヵ所に風呂桶やドラム缶、酒樽などを再利用し、材料や資金などは企業と協力関係にあるグラウンドワーク方式で実現しました。


特定非営利活動法人グラウンドワーク三島


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