箱根西坂の史跡11  松雲寺  (平成19年12月1日号)

 明暦(めいれき)2年(1656)、玉澤妙法華寺21代日叙(にちじょ)の弟子、日明(にちみょう)によって建立された寺です。

 箱根西坂には明治天皇の御巡幸を記念した碑が数個所ありますが、この寺でも明治天皇が休息された栄誉を受け、寺の門前に「明治天皇史跡記念碑」が建っています。寺には由緒のあるものが数多く残っています。豊臣秀吉ゆかりの十二神将〈じゅうにしんしょう(豊臣秀吉家臣、宅間法眼の署名と花押がある)、尾張家徳川光友(みつとも)の掛け軸、明治天皇腰掛石、推定樹齢350年のナギの大木や推定樹齢350年のツバキです。

 また、坂小学校発祥の地でもある前身の「三ツ谷学校」は、明治6年から同43年まで松雲寺に在って、松雲寺29代 日祥(にっしょう)上人が教鞭を執り、寺子屋教育が行われていました。今も西坂を歩くハイカーが 歴史を訪ねて参堂している寺です。

【広報みしま 平成19年12月1日号掲載記事】