三島と古写真8 聖火リレー (平成26年2月1日号)

 昭和三十九年(一九六四)に開催された東京オリンピックの聖火リレーは、ひと月で四十六都道府県と沖縄をくまなく回りました。

 三島の大通りを聖火リレーが走ったのは十月六日午後二時ごろです。三島市内の代表に選ばれて委嘱状を受けたのは十四~二十歳の四十六人でした。

 選ばれた走者は、大会一カ月前から毎日、夕方のリハーサルに励みました。当日は、東京大会のマークを縫い込んだウエアを身に着け、茶町から新町、新町から初音の二隊に分かれて走りました。沿道の人々は日の丸を振り「ガンバレ!ガンバレ!」と声援を送り、聖火を歓迎。四十六人は立派に大役を果たし、正走者にはトーチホルダーが贈られました。

聖火リレー(茶町(現:栄町付近)住友生命前にて)
▲聖火リレー(茶町(現:栄町付近)住友生命前にて)

【広報みしま 平成26年2月1日号掲載記事】