歴史の偉人ゆかりの地2 間眠神社(源頼朝2)  (平成24年5月1日号)

 今回も頼朝伝説にまつわる場所の紹介です。旧下田街道を下った、東本町2丁目に間眠神社(まどろみじんじゃ)が鎮座しています。

 治承(じしょう)年代(1180年ころ)、源頼朝が源氏再興を願い三嶋大社へ百日祈願の途中、路傍の祠(ほこら)の松の下で仮眠をとったことからその松を「まどろみの松」といい、間眠神社の名前の由来となったと伝えられています。残念ながら当時の松は既になく現在は3代目の松です。

 かつてこの神社は、韮山の長崎に祀(まつ)られていましたが、狩野川の洪水により祠が流れ着き、この地 に祀られるようになったそうです。

 その縁により、現在でも韮山長崎の地から大注連縄(おおしめなわ)が毎年奉納されています。その縄は長さ2~3m重さ80キログラムにもおよび、その見事な大注連縄は神社入口の鳥居に掛かっています。

間眠神社
▲間眠神社

【広報みしま 平成24年5月1日号掲載記事】