三島の駅シリーズ1  御殿場線下土狩駅  (平成18年4月1日号)

 明治22(1889)年に東海道本線が現在の御殿場線回りで開通した結果、箱根越えの旅客で栄えていた三島の町は急激に衰退してしまいました。困った住民は東海道本線が三島町に一番近い所を通る長泉村(現駿東郡長泉町)へ三島駅を設置することを請願したのですが、却下されてしまいました。

 その頃、沼津から大仁に至る豆相(ずそう)鉄道(現・伊豆箱根鉄道駿豆(すんず)線)の計画が持ち上がり、三島町は長泉村で東海道本線と接続するよう、土地の無償提供を申し出て誘致を行います。これにより明治31(1898)年6月に豆相鉄道線の分岐駅として、現在の下土狩(しもとがり)駅の位置に三島駅が設置されました。

 その後、昭和9(1934)年に現在の三島駅が誕生するまでの間、下土狩駅は東海道本線最初の三島駅として利用されたのです。

【広報みしま 平成18年4月1日号掲載記事】