土砂災害に対する避難


土砂災害は発生すると多くの人命を奪うような大きな被害をもたらします。日頃から、各地域、各家庭で土砂災害の危険個所や市からの各地域での避難情報の伝達方法、避難場所等を確認しましょう。

土砂災害警戒区域と避難場所

区分 箇所数 自治会
がけ崩れ 97箇所 49自治会(他1地区)
土石流 22箇所
合計 119箇所 土砂災害警戒区域一覧(自治会別)

  • がけ崩れ
    がけ崩れ(出典:滋賀県)
  • 土石流
    土石流(出典:総務省消防庁)

三島市土砂災害ハザードマップ

土砂災害情報マップ

土砂災害情報マップ(静岡県ホームページ)

土砂災害の前兆現象

がけ崩れ
  • がけや地面に亀裂が見える。
  • がけの途中から水が吹き出す。
  • 湧き水が、急に増えたり急に止まる。急ににごる。
  • 小石がパラパラと落ち始める。
  • 樹木が揺れたり、倒れたりする。
  • 地鳴りや山鳴りがする。
土石流
  • 木の裂ける音が聞こえたり、巨石が流れる音が聞こえる。
  • 渓流の水が急激に濁りだしたり、流れに流木がまざりはじめる。
  • 雨が降り続いているのに流水が急に減ったり、逆に雨が小雨になったにもかかわらず、水位が低下しない。
  • 遠雷のような音がしたり、地鳴りや山鳴り
  • 渓流付近の斜面において、落石や小崩壊等が生じはじめた。
  • こげたような異様なにおい

避難情報の伝達方法

 避難所の開設が決定した場合には、避難対象地区の自治会長に連絡します。避難対象地区の住民は、常に自ら情報を取得し、早めの対応を心掛けてください。
避難情報の伝達方法(R3.5)

避難情報の区分

避難情報の区分と市民に求める行動

避難情報の基準

区分 判断基準
高齢者等避難【警戒レベル3】 次のいずれかに該当するとき発令する。
  • 大雨警報(土砂災害)が発表され、かつ、土砂災害の危険度分布が気象庁は「警戒(赤)」、県は「3時間以内に土砂災害の危険になる恐れがある(黄)」となった場合
  • 台風の影響などにより、市内にまとまった50mm/時間以上の降雨又は30mm/時間以上の降雨が3時間以上続くと予想され、人的被害が見込まれる場合(発令時期は、ピークの3時間前又はピーク時の3時間前が夜間、早朝の場合は日没前)
避難指示【警戒レベル4】 次のいずれかに該当するとき発令する。
  • 土砂災害警戒情報が発表された場合
  • 土砂災害の危険度分布が気象庁は「非常に危険(薄紫)」、県は「2時間以内に土砂災害の危険になる恐れがある(橙)」となった場合
  • 立退き避難が困難となる風雨が予想される場合
  • 土砂災害の前兆現象(湧き水・地下水の濁り、渓流の水量の変化等)が発見された場合
  • その他土砂災害が発生する恐れがある場合であって、市長が必要と認めるとき
緊急安全確保【警戒レベル5】 次のいずれかに該当するとき発令する。
  • 大雨特別警報(土砂災害)が発表された場合
  • 土砂災害が発生した場合
  • 山鳴り、流木の流出の発生が確認された場合
  • 土砂災害警戒情報が発表されており、さらに記録的短時間大雨情報が発表された場合

避難行動の方法

区分 避難場所の例 説明
屋内安全確保(垂直避難) 自宅などの居場所 自宅などの居場所や安全を確保できる場所に留まること
自宅の2階、居住建物の高層階 切迫した状況において、外への避難が危険なため、屋内の2階以上に避難すること
立ち退き避難(水平避難) 避難所、集会所、知人宅など その場を立ち退き、近隣の少しでも安全な場所に一時的に避難すること

水平避難と垂直避難

風水害時の市民避難行動マニュアル

風水害時の市民避難行動マニュアル(一般市民用)
風水害時の市民避難行動マニュアル(要配慮者利用施設用)

平常時に各自治会で実施してほしいこと

地域の危険箇所を把握
  • 三島市防災マップ
  • 三島市ホームページ
  • 市役所窓口(危機管理課又は土木課)
避難場所や避難経路を確認
  • 危険箇所を把握し避難経路を確認
  • 避難場所を確認(避難場所を確認(地震と風水害時は違う場所もある)
自治会内での連絡方法の確認