三島は、出逢いから
何かが生まれる街。
We areみしまりすとVol.04
大平 葵さん
【みしまりすと歴 5年】
「ひと言でいうと、三島ってとっても不思議な街です」
三島市内のビルにあるtoiz事務所でお目にかかった大平さんに、三島の街をどんな風に感じているか聞くと、そんな答えが返ってきました。
「不思議と言ってもそれは良い意味です(笑)。仕事柄いろんな街に行きますが、どの街にもそれぞれ個性があって、中でも伝統がある街ほどそのブランドイメージが強固なんです。でも三島には古くからの歴史があるにも関わらず、固定化されたイメージがありません」
例えば京都に移住すれば、きっと長い時間をかけて、京都の伝統と文化に溶け込んでいくことがライフスタイルのテーマになると思いますが、三島にはそれがないんです。
「外から流入する人や文化を古くから受け入れ慣れている、いわば街道の歴史が、人々の気持ちの中に根付いているからなんでしょうか」
三島の人々には、他の地方の異文化と考え方を持った人を寛容に受け入れるだけでなく、その異質感を面白がってくれる下地があると感じています。
大学在学中に三島に拠点を構えたtoizでは、そんな許容力の高い街の文化の中で、地域の活性化から行政関連、民力を結集したイベント企画など、旧来のカテゴリーを超えた分野にまでその翼を広げています。
「toizでは、今までにない切り口で新たな魅力を発見したり、異なる分野を結びつけ新たな価値を生み出す事業が主眼になっていると言えるかもしれません」。日頃から三島市内に住む感度の高い人々を見つけ、また結びつけることで、三島という街の可能性を探っているそうです。
独特の個性を持っていたり、新しい取り組みをしていたりする人が好き。その多彩な人脈は、ほとんどがプライベートな友人関係の中から生まれてくるそうです。
「三島のもうひとつの魅力は、地域に根付いたお店や経営者が多いこと。それまで知らなかった人とも、一緒にお酒を飲むことで意気投合して友だちになれてしまいます。そんな出逢いのあるお店が多いから、私のシェアハウスに集まる外国人たちも安心して夜の街に出かけていきます。ツーリストが街を知るためのエントランスの役割を、こういうお店が果たしているという側面はありますね」
江戸時代の宿場町のあり方が、現代のスタイルに姿を変えながらも、今も脈々と息づく三島。
「多様な文化や個性を持つ人々が出逢い、何かを生み出せる。そんな土壌を持つ三島を舞台に、これからも興味あるアクションを起こしていきたいですね」
大学時代に参加した伊豆の活性化をプランするサークル活動を通じて伊豆の魅力を知り、在学中に伊豆市に移住。toizを起業する。その後三島に本拠を移し、まち歩きアプリ「みしまぁるく」やタブロイド紙「風穴」を企画制作。伊東市の全日本まくら投げ大会の立ち上げなど全国各地の地域活性化事業に携わる。三島市内の自宅兼シェアハウスには、外国人を中心に多くの若者が集う。
みしまぁるく公式サイト http://www.mishimarc.jp/
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