三島の交通

国道1号線・国道136号線との分岐付近
 箱根山からくだった国道1号線が市内中央を東西につらぬき、国道136号線も二日町を起点とし、御殿場に通ずる道路もここから延び、それぞれ南北の幹線道路となっています。
 国道1号線は箱根峠で箱根町(神奈川県)をあとにし、山中新田や三ツ谷新田を経て三島市街地に延びています。 国道136号線は国道1号線より分かれ、三嶋大社前を起点とした旧下田街道とは函南町の蛇ヶ橋前で接続して、函南町・韮山町・大仁町・修善寺町をすぎ、船原峠を超えて土肥・松崎を経て伊豆の南端下田に通じています。伊豆半島の重要な交通路の一つとなっています。
 大社の西を北上する三島・裾野線は、沼津を出た国道246号線に合流し、御殿場市・小山町を経て、神奈川・東京方面に通じています。三島と長泉町の下土狩を結ぶ三島・下土狩線も北部の主要道路です。この道路はさらに延びて根方とよばれる地域をまわり、沼津に通じています。
三島駅から南に下り、本町交差点から新谷・松本・御園方面への三島・静浦港線は国道136号線と並行し、渋滞時の迂回路として多くの人が利用しています。
 このように三島は国道1号線と伊豆方面への幹線道路である国道136号線と分岐点であるため、多くの自動車が通過しています。伊豆・箱根という世界的な観光地に通じる道路なので観光シーズンには大渋滞が発生します。このため、現在建設中の第二東名を軸に国道136号線と並行する伊豆縦貫道の建設により、円滑に交通が流れるような計画が立てられています。三島はこれからますます交通の要地として役割が高まっていくものと思われます。
●三島市教育研究会「三島」より