平成10年静岡県知事賞・最優秀賞 パン屋の街かど

パン屋の街かど
写真は、平成10年当時のものです。

表彰

平成10年度(第11回) 美しいまちなみ部門 静岡県知事賞【最優秀賞】

評価

 中心街の一角に生み出された、緑のある小空間です。建物をセットバックさせ、ビルの並ぶ商店街の間に、憩いや集いのための貴重な街かどの空館を提供しています。夜には、やわらかな光でライトアップされ、魅力的な光景を創りだしています。また、夏祭りなどのイベントの際には、売店が開かれるなど、市民に活用されています。

特徴

 将来の商店街再開発を考慮し、敷地いっぱいの堅固な建築物でなく、セットバックによるゆとりある空間を創出している。
 敷地内にはケヤキや竹などの植栽や、テーブルとべンチが配置されパン屋で買い物をし、午後のひとときを過ごす人々 などがよく見られる。夜空間はピアッツアポポ口(イ夕リア語で「みんなの広場」の意味)と名付けられ、夜間のライトアップのほか、夏祭りなどには、売店が開かれたり、イべントが催されている。

データ

施主・活動団体 山岡修一(地権者)・石渡食品(株)
設計者 (株)クリエイト
施工者 小野建設(株)、川口石材工業(有)フジ陶建、(株)大野電機工業(株)
完成日 平成6年5月5日
データ 敷地面積:19146平方メートル
建築物 鉄筋1 階建(床面積5142平方メートル)
建築物外壁 小波スレート・石綿スレート
セットバック空間 約125平方メートル外床舗装:レンガ 鉄平石 みかげ石
植栽 クマザサ 竹 ボウガシ ケヤキテ
ナント パン屋(店名グルッペ)空間名:ピアッツアボポ□ (イタリア語みんなの広場)

アクセス

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