プラネタリウム

プラネタリウム

規模 ☆五藤光学GS-T型 8.5ドーム
☆座席数 78席
☆投影できる恒星数 3,500個
☆補助投影機により、日食・月食・星座絵・オーロラの投影可能
☆月・惑星の運行は、ケプラーモーションに従って動いているので、正確に把握できます。
投影時間
申込み (1)宿泊利用者: 10人以上
(2)日帰り利用者: 10人以上
※利用時間:午前9時30分~午後3時(最終投影開始時間)
一般開放日 毎月第2,4日曜日
(1)午前10時30分より (2)午後2時より

☆投影スケジュール(令和6年4月18日更新)  
日付 上映内容
1回目 2回目
4 4月14日 4月28日
5 5月12日 5月26日
6 6月2日  
7 7月14日  
8 夏季利用期間
9 9月8日 9月22日
10 10月13日  
11 11月24日  
12 12月8日  
1 1月12日 1月26日
2 2月9日  
3 3月9日 3月23日

※都合により変更する場合があります。

春の星座

 春の宵空で一番目につくのは,なんといっても北の空高く昇った北斗七星の7個の明るい星のならびでしょう。 どちらからかぞえてもまん中にあたるδ星が3等星のほかは、みな2等星ですから、少しくらい夜空の明るい街中でもすぐ見つけることがでさます。北斗七星は春の夜空で他の星を見つけだすためのよい目じるしになってくれるものですから、とにかくまずはじめにこれを見つけだして確認することが春の星座さがしのポイントになります。まず、北斗七星の先端にならぶα星とβ星を結び、その間隔を5倍ほどα星側に延長してみます。そこに2等星の明るい星がぽつんと輝いているのを見つけたら、それがいつも真北の空にいて北の万角を教えてくれる北極星です。北斗七星の弓なりにそりかえった柄のカーブにそって南に延長していくと、頭上のあたりでオレンジ色の1等星にであいます、これがうしかい座のアルクトゥルスで、それを通りぬけさらにカーブを延長していくと南の中天で白っぽい1等星おとめ座のスピカにいきあたります。北斗七星からアルクトゥルスをへてスピカにいたる大きなこのカーブをとくに春の大曲線とよんでいます。
春の星座

【春の代表的な星座】
『おおくま座』、『こぐま座』、『うしかい座』、『しし座』、『うみへび座』、『おとめ座』

夏の星座

 夏の夜空の星座さがしでポイントになるのは、頭上あたりから南の地平線に向かって流れおちるように見える天の川と七夕祭でおなじみの織女星ベガと牽牛星アルタイル、それにはくちょう座のデネブを結んでできる夏の大三角です。このうち天の川は、一年を通じて最も太く濃く見え見事なものですか、淡い光の帯にはちがいないので、夜空のじゅうぶんに暗い高原や海辺でないとその本当の美しさを楽しむことかできません。夏休みにはその天の川を眺めるためにだけでも夜空の暗い場所へ旅してみるのもじゅうぶんに価値あることといえるほどです。天の川がとくに明るく見える南の空低く、赤い1等星アンタレスを中心に大きなS字形を描いているのがさそり座で、天の川の東岸になかばひたっているのが北斗七星をふせたような形にならぶいて座の南斗六星です。頭上近くでは夏の大三角が見事ですが、7月7日の七夕の宵のころにはまだ東の空に低く、見ごろになるのは8月の旧暦の七夕のころとなります。この夏の大三角は、夏から秋にかけ長い間、宵空に見えていて、他の暗い星座を見つけだすためのよい目じるしになってくれる巨大な直角三角形です。
夏の星座

【夏の代表的な星座】
『ヘラクレス座』、『さそり座』、『はくちょう座』、『へび座』、『へびつかい座』

秋の星座

 秋の夜空には、これといって目をひく明るい星がありませんが、たったひとつの例外が南の中天低く輝くみなみのうお座の1等星フォーマルハウトです。この星はそのすぐ上につらなるみずがめ座からこぼれおちてきた水を飲む魚の口のところに位置していますので、これからたどってみずがめ座の姿を見つけることができます。みずがめ座は、かめの部分に4個の星が逆Y字形にならんでいるところが最も目につきます。しかし、この逆Y字形は暗い星ばかりなので、夜空の明るい町中の星空ではちょっと見当がつきにくいかもしれません。そんなとき手がかりをあたえてくれるのが、頭上高く夜空を真四角にしきるように見えるペガサスの大四辺形です。つまりこの四辺形のうちアンドロメダ座のα星とペガスス座のα星を結んだ対角線を倍の長さ延長すれば逆Y字形のおよその位置がすぐ見当づけられるというわけです。同じやり方でこの四辺形の各辺を利用すると、暗い星ばかりで見つけにくいといわれる秋の星座をつぎつぎに見つけだしていくことができます。そのやり方を下の星座図にまとめておきましたので、さっそく試してみてください。
秋の星座

冬の星座

 冬の澄んだ空気の中で明るく輝くこの季節の星座は、都会のあかりの中でもよく見えます。南の空に青白く瞬くシリウスは、わたしたちの見ている星空の恒星の中ではもっとも明るく(惑星にはもっと明るいものもあります)、すぐに見つけることができるでしょう。このシリウスの右上と左上にほぼ同じ間隔をおいて赤い星と白い星があります。赤い星はオリオン座の1等星ベテルギウス、白い星はこいぬ座の1等星プロキオンです。この3つの星でできる、シリウスを下の頂点にした逆正三角形が「冬の大三角」です。冬の大三角の西どなりに、行儀良くならんだ3つの星が目につくと思います。これは「オリオンの三つ星」とよばれています。三つ星をはさんでベテルギウスの反対のほうにはリゲルという青白い1等星があり、三つ星が4つの星に囲まれたオリオン座はすぐに見つかると思います。オリオン座のそばにはおうし座があり、星座絵で目にあたる場所にアルデバランがあります。おうし座の首のあたりには、青い星が1か所に群がっているプレアデス星団(すばる)があります。さきほどのプロキオン、シリウス、リゲル、アルデバラン、ぎょしゃ座のカペラ、ふたご座のポルックスと順番につないでみましょう。オリオン座のベテルギウスを中心に、角に宝石をはめ込んだような六角形ができ、「冬の大六角形」または「冬のダイヤモンド」とよばれています。
冬の星座

【冬の代表的な星座】
『オリオン座』、『双子座』、『牡牛座』、『おおいぬ座』、『こいぬ座』、『冬の大三角形座』

箱根の里の星 アパティア

名称 箱根の里の星「アパティア」
 小惑星 (確定番号8273)(Apatheia = 1989 WB2)
名前の意味 ギリシャ語の「不動の確固たる精神」
承認機関名 スミソニアン天文台小惑星中央センター
秋山万喜夫 氏が1989年に発見した小惑星に、平成11年11月13日~14日箱根の里で主催した天体観測教室の参加者(小学生4年生から中学1年生まで33名参加)から名前を募集したところ、「アパティア」《ギリシャ語でスペルは Apatheiaとなります》が大勢から支持され、スミソニアン天文台小惑星中央センターに申請し、平成12年3月に承認されました。
以後この小惑星は永久に「アパティア」と呼ばれることになります。