予防接種の副反応と健康被害

予防接種は感染症を防ぐために重要なものですが、まれに副反応や健康被害の発生がみられます。

副反応

<通常みられる反応>
・皮膚の一部が赤くなる、腫れる
・接種部位が硬くなる
・発熱  など

 ワクチンの種類によっても異なりますが、数%~数十%の頻度でみられます。
 3~4日で消失することの多い反応ですが、異常がみられたときには接種した医療機関にご相談ください。

<重篤な反応>
・アナフィラキシーショック (呼吸困難、じんましん、嘔吐など)
・けいれん
・脳炎、脳症  など

 極めてまれに起こりうる反応です。
 アナフィラキシーショック(呼吸困難、じんましんなど)は接種後30分以内に起こることが多いため、その間は可能な限り医療機関で待機することをおすすめします。

 これらの副反応がみられたときには、接種した医療機関を受診のうえ、保健センター(健康づくり課)にもご連絡ください。(電話:055-973-3700)
 ワクチンが原因となった重篤な副反応により健康被害が発生した場合には、以下のような救済制度の対象となります。

健康被害救済制度

 予防接種法に基づいて実施された予防接種による健康被害について救済給付を行います。
 なお、給付を受けるにあたっては健康被害が予防接種によって引き起こされたものか、別の要因によるものなのかの因果関係を、各分野の専門家からなる国の審査会にて審議し、予防接種によるものと認定される必要があります。

<厚生労働省リーフレット>
ご存じですか?予防接種後健康被害救済制度

<予防接種法に基づく定期予防接種>
・ヒブ
・小児用肺炎球菌
・BCG
・3種混合(ジフテリア・百日咳・破傷風)
・ポリオ
・4種混合(ジフテリア・百日咳・破傷風・ポリオ)
・MR(麻しん、風しん)
・日本脳炎
・2種混合(ジフテリア・破傷風)
・子宮頸がん
・水痘
・高齢者(65歳以上)のインフルエンザ
・高齢者用肺炎球菌

※これらの予防接種であっても、三島市の予診票を使用しない全額自己負担の接種は、任意接種です。健康被害救済制度の対象ではありません。

医薬品副作用被害救済制度

 病院・診療所で処方された医薬品、薬局などで購入した医薬品を適正に使用したにも関わらず発生した副作用による健康被害について、独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)が救済給付を行います。
 任意の予防接種による健康被害には、こちらの制度が適用されます。詳しくはPDMAホームページをご覧ください。

副反応対策

 副反応を予知することはできませんが、起きる確率を低くするためにも、予防接種を受ける前には以下のことにご注意ください。

(1)お子さんの最近の体調を良く見ておくことが大切です。
・かならず体調の良いときに接種しましょう。
・接種する医師は診察と予診票によりお子さんの健康状態の確認をします。説明書をよく読み、予診票は慌てず記入しましょう。
・周囲に感染症にかかっている人がいる場合、お子さんは感染していても発症していない状態(潜伏期間)である可能性があります。接種を見合わせることもありますので、事前に必ず医師にご相談ください。

(2)接種間隔を間違えるなど、誤った接種をしないことが大切です。
・免疫を有効的に獲得するために接種回数や接種間隔が決められています。説明書をよく読み、間違えないよう十分に確認をしましょう。
・医療機関で接種の記録と確認をするため、母子健康手帳は必ず持参してください。
・チェックリスト付きパンフレット(予防接種事故を防止しよう)をぜひご活用ください。

(3)お子さんが以下に該当すると思われる場合は、事前にかかりつけ医に接種して良いかご相談ください。
・ワクチンの製造過程における培養に使うたまご成分、抗生物質、安定剤などにアレルギーがあるといわれたことがある
・心臓病、腎臓病、肝臓病、血液の病気や発育障害などで治療を受けている
・予防接種後、2日以内に発熱、発疹、じんましんなどアレルギーと思われる異常がみられたことがある
・過去にけいれん(ひきつけ)を起こしたことがある
・過去に免疫不全の診断がなされている、および近親者に先天性免疫不全症の人がいる
・家族に結核にかかったことのある人がいて、長期に接触があったなど感染した可能性がある