生活騒音

-お互いの思いやりで騒音のない快適な生活環境に-

 私たちは日常生活をおくるうえで、テレビやエアコンの室外機の音、ピアノや楽器の演奏音、ペットの鳴き声など様々な生活音を出しています。
 音は人によって感じ方が違うもので、これらの音を不快に感じる人がいれば、その音は「生活騒音」となり、誰もが「生活騒音」の加害者・被害者になる可能性があります。

 生活騒音のトラブルは、ちょっとした気配りや工夫で防ぐことができます。
 特に窓を開けることが多い季節には気を付けましょう。

生活騒音に関する規制

 生活騒音について、法律や条例による規制基準はありません。
 日常生活を営む上で発生する音に対して規制基準を設定することは、必要以上に個人の行動を制限することにつながる可能性があるためです。
 一方で、工場、事業場などから事業活動により発生する騒音・振動については規制基準がありますので、騒音等にお困りの方は、環境政策課(055-983-2646)までご相談ください。

生活騒音の種類と対策

[音響機器]
 ・ピアノ、ギター、楽器
  時間帯に気を付け、窓やドアを閉める。
  夜間や長時間演奏する場合は、防音カーテンや遮音壁など本格的な防音対策が必要です。
 ・テレビ・ステレオ、ホームカラオケ
  置き場所や向きを工夫する。夜間・早朝はボリュームを絞ったり、ヘッドホンを利用したりする。

[家庭用機器]
 ・洗濯機、冷蔵庫
  音や振動を防ぐために、ゴムマットなどを使用する。
 ・掃除機
  使用する時間帯に配慮する。低騒音の機器を選ぶ。

[住宅設備・構造]
 ・ドアの開閉音
  乱暴に開け閉めしない。ドアには隙間テープなどの緩衝材を付ける。
 ・エアコンの室外機
  低騒音の機器を選ぶ。近隣への影響が少ない場所、方向を選んで設置する。

[その他]
 ・犬、猫などペットの鳴き声
  小さい時からしつけ、無駄吠えさせない。
  散歩をさせるなど、ストレスのない生活が送れるように配慮する。
 ・人の話し声、飛び跳ねる音
  夜間、早朝は十分注意し、窓やドアを閉める。床にマットを敷く。
 ・車、バイクのアイドリング音
  暖機運転はしない(アイドリングストップ)。
  オートバイは他人の迷惑にならないところまで押していってエンジンをかける。

騒音に対しての配慮

 生活していく上で避けられない音、自分にとっては楽しく快適な音が、他人にとっては不快でうるさい音として受け取られることがあります。
 この点を各個人が認識し、生活騒音問題を生じさせないために、日常生活における騒音防止の配慮、モラル、マナーの向上を図ることが必要です。
 また、同時に、日頃から隣人間の交流を図り、隣人にとって好ましくない音として受け止められないような良好な近隣関係を築き上げておくことが必要です。

生活騒音トラブルを防ぐ5つの気配り

1.時間帯に配慮する
2.音がもれない工夫をする
3.音を小さくする工夫をする
4.音の小さい機器を選ぶ
5.近所とのお付き合いを大切にする