はじめての園芸 part1

平成24年から現在まで、広報みしまで連載をしてきた【はじめての園芸】を一挙に公開します! ご家庭や地域での花壇づくりの参考にしてみてはいかがでしょうか?

~花を長く楽しむために~はじめての園芸 3箇条 ①

1 育て方が簡単で丈夫な植物を選びましょう。
  元気な苗を選ぶべし。わからないことはお店の人に相談しましょう。

2 水は土の表面が乾いたらたっぷりとあげましょう。
  過保護には注意しましょう。「わが子」同様に。

3 咲き終わった花は、摘み取りましょう。
  “もったいない“くらいの時に摘みましょう。

【秋植えのおすすめの花苗(秋~春)】
パンジー、ビオラ、アリッサム、プリムラ・ジュリアン、キンセンカなど

【秋植えのおすすめの球根】
チューリップ、フリージア、ムスカリ、クロッカス、ヒヤシンス、スイセンなど

肥料について ②

花をきれいにたくさん咲かせるには、肥料が大切。
肥料にはゆっくり長く効く有機肥料と早く短く効く化成肥料があります。 有機肥料は元肥に化成肥料は追肥として使うとよいでしょう。 肥料には、固形と液肥があります。固形肥料は、固形物が残っていても一定期間を過ぎると効き目を失います。液肥は特に効き目が早いので、濃度や回数に注意してください。過剰な施肥は花をかえってダメにします。
花の成長に併せて使い分けるのがコツです。

土について ③

花づくりに大切なのは光、水、土です。
土は、植物の種類により多少異なりますが、一部の植物を除けば一般に市販されている花の培養土で十分です。今では植物の種類ごとに配合された培養土が市販されていますのでそれを利用すると便利です。 基本的には粒子のある水はけのよい土を選びます。花づくりに慣れたら、パーライト、バーミキュライト、ピートモス、腐葉土、元肥などを自分で配合してオリジナルの培養土づくりに挑戦するとより一層花づくりが楽しみになります。

光について ④

植物は自ら太陽の光を使って養分をつくり成長します。
しかし植物によっては光の強弱によって成長が左右されます。光を好む植物を日陰に置くと葉の色が悪くなり茎が長く花が咲かないなどの影響が出ます。また逆に日陰を好む植物を日向に置くと、葉が焼けて枯れてしまうこともあります。植物が好む環境を知っておくとよい花づくりができます。

病害虫は早めに見つけて ⑤

花づくりでは、病気や害虫の発生を見落とさないことが重要です。
葉や花びら、つぼみの色の変化、害虫の有無をよく観察しましょう。 植物の発育が悪いと病害虫の発生原因にもなります。日ごろの管理が重要です。 病害虫が発生した時は、殺菌剤や殺虫剤で駆除しますが、種類によって薬剤が異なりますし、使用容量もかわりますので注意して消毒をしましょう。わからない時には、病害虫にかかった植物を持って販売店で相談して買うとよいでしょう

横のスペースを使って花飾り(コンテナガーデン) ⑥

大きめの鉢(容器)に何種類かの草花を寄せ植えしたものをコンテナガーデンといいます。
スペースを広く取れない場所にぴったりです。小さな横スペースを一鉢置で大変身。作るコツは、生育条件が近い植物をできるだけ選び、鉢の中に高低差を付けて植え込みをします。建物や周りの風景に併せて、花や葉の色を選びましょう。花だけで植え込みをしないのがポイントです。 容器も鉢だけでなく雑貨類、木箱、かごなど土が入り、水がぬければどんな容器でも可能です。アイデアしだいで素敵な花のオブジェができあがり!
コンテナガーデン
<コンテナガーデンの例>