三島駅南口東街区再開発事業における地下水保全と建物の安全性の確認に関する取り組み

三島駅南口東街区再開発事業の工事は、市民の宝である地下水・湧水の保全策を講じつつ、法令等に則り、建物の安全性を確認しながら工事が進められています。

これまで、三島駅南口東街区周辺開発地下水対策検討委員会で確認してきた取り組みの実施状況を紹介します。

地下水保全策については、主に以下の3項目を軸に対策を行っています。

1 地下水の流動を阻害しないために

【対策】基礎底盤と地下水位に離隔を確保

・第10回三島駅南口周辺開発地下水対策検討委員会資料より
Arikaku

【対策】杭を設けない構造形式として「直接基礎」を採用
図7

【対策】建物基礎に通水口を設置
通水口

【対策】地下水に配慮しした山留工法として親杭横矢板工法を採用
図6

2 汚濁水等を混入させないために

【対策】掘削時、地下水に影響を与える泥水を使用しない

・泥水を使用しない「ARハンマ工法」による山留め工事
図3 ARハンマ

・H鋼材周囲の埋め戻し材として、砂を使用
図13

【対策】調整池を設け、市の基準に従って適切に雨水を排水
図5 調整池

図2 排水

3 地下水位を低下させないために

【対策】地下水位低下工法を採用しない
 本事業では地下水位まで掘削しないので、地下水低下工法を用いる必要がありません。

取り組みの概要はこちら

実施している取り組みの概要について、写真付きで紹介しています。
取り組み概要

【A棟】取り組み、工事の状況

A棟における取り組みや工事状況を写真で紹介しています。
A棟の取り組み・状況

【C棟】取り組み、工事の状況

C棟における取り組みや工事状況を写真で紹介しています。
C棟の取り組み・状況

B棟、D棟についても、工事の進捗に伴い、随時写真を掲載します。