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楽寿園の樹林(森)中編

ページID:0017272 更新日:2026年2月5日更新 印刷ページ表示

5.瀬の周辺(表5参照)

 小浜池に湧き水を湛えるためにつくられた石積みを主とする高さ約2m、長さ70m、幅3mの堰堤“小松の堤”と、この下を潜り抜けて南側に流出した水をゆるやかに源兵衛川へと流下させるために工夫された瀬を区分する高さ約1m、幅約3mの2つの畦畔があります。共に回遊する園路を兼ねています。
 ここの表土は少ないが、縁に樹木を工夫して植えてあります。  「小松の堤」には、背丈が高くならないクロマツ、アカマツ、ウメ、エノキ、イロハモミジ等が植栽してあります。
 「せりの瀬」と「中の瀬」の畦畔にはケヤキ、ハゼノキ、ムクノキ等、「中の瀬」と「はやの瀬」の畦畔にはハゼノキ、イロハモミジ、ムクノキ、シダレヤナギ等があります。
 「はやの瀬」と「お茶水」の境は溶岩の露頭が形作っていますが、ヤブツバキ、ケヤキ、ムクノキ等の実生樹が生育しています。
 南側の源兵衛川と民地との境界付近には、ケヤキ、クスノキ、エノキ、ムクノキ等が生育していて樹勢もよいです。
これ等の樹木は、春から秋までは緑陰をつくり、各々の瀬の水と共に潤いのある風情を与えてくれます。  小浜池の東側に「おきな島」があり、ハゼノキ、ケヤキ等の実生樹のほか藤棚は、趣きを添えています。池の中央近くに溶岩塚である中の島と宮島があります。
 宮島には、広瀬神社の祠があり、祭神は 倉稲尾魂命(うがのおみたまのみこと)で小浜池の主神です。
 ここにはクスノキ、ハゼノキ、モチノキ、イヌマキ等が生育しています。

表5 瀬の池付近

表5
No. 樹種 本数 No. 樹種 本数 No. 樹種 本数 No. 樹種 本数
1 エノキ 14 9 イヌマキ 4 18 イボタノキ 1 18 ニセアカシア 1
2 ムクノキ 11 12 サクラ 3 18 ハンノキ 1 18 ネズミモチ 1
3 ハゼノキ 11 13 ヤブツバキ 2 18 ヤブニッケイ 1 18 マサキ 1
4 ケヤキ 9 13 シュロ 2 18 シイ 1      
5 イロハモミジ 6 13 ヤマモモ 2 18 ツツジ 1      
6 ウメ 5 13 アラカシ 2 18 ザクロ 1      
6 クロマツ 5 13 ヤマフジ 2 18 ヤマハギ 1      
6 モチノキ 5 18 クヌギ 1 18 クロガネモチ 1      
9 クスノキ 4 18 オオモミジ 1 18 トネリコ 1      
9 アカマツ 4 18 シダレヤナギ 1 18 チャ 1 33種 107

 

6.あやめヶ池・みどりヶ池・すずめヶ池周辺(表6参照)

 慶応年間、千貫樋へ流下させる「宮さんの川」(蓮沼川)の出水口に架けられた、三景橋付近から楽寿園の西側にある郷土資料館地先までの区域です。
 森の中には、郷土資料館の西側にある「万葉の森」からの湧水を利用してつくられた三つの池があり、西からすずめヶ池、みどりヶ池、あやめヶ池の順に小さなせせらぎで繋がっており、小浜池に注がれています。これらの池は水がいつもあるので、渡り鳥の休憩地になっています。
 三景橋を渡ると、園路の両側にクスノキの大木が数多く見られ、樟脳の微香がすがすがしく私たちを健康にしてくれると思います。
 あやめヶ池近辺の樹下には、中低木としてヒサカキ、サンゴジュ、ヤブツバキ等の常緑樹が生育していますが、林床にはほとんど下草はありません。クスノキは、広葉常緑樹で暖帯によく生育します。この域にある大木30本は、いずれも樹勢が良好です。樹高は約25mで空間が高いので、各池は、これ等クスノキの樹下にあることになります。
 クスノキの一枚一枚の葉の色が、明るい黄緑色で艶があるため、日射をよく反射して、樹下は比較的明るいです。
 あやめヶ池の南側の園路脇には、ヤマザクラの園内随一の大木があります。幹は、根元から北方向に傾いていますが樹勢はよいです。開花期には、多数の花がやさしさを与えてくれます。
 みどりヶ池の北側には、楽寿燈籠があります。この近くにケヤキの大木1本とイヌマキの大木1本があります。この付近からは「常盤の森」の南西部を見ることができます。近くにマテバシイやアラカシの岩上座相樹を見ることができます。各池の岸に植栽されたイロハモミジがあります。紅葉は常緑樹の大木の樹下で あるため、やさしさを感じさせてくれます。
 マテバシイ種子は、コナラの種子に似て細長いですが、大きいので落下の時期には、楽しい拾い物となり食用にもなります。

表6 あやめヶ池、みどりヶ池、すずめヶ池周辺

表1
No. 樹種 本数 No. 樹種 本数 No. 樹種 本数 No. 樹種 本数
1 クスノキ 30 9 サザンカ 3 18 ムクノキ 1      
2 イロハモミジ 14 9 サンゴジュ 3 18 イタジイ 1      
3 アラカシ 13 9 ヤマザクラ 3 18 マテバシイ 1      
4 ヒノキ 10 9 ヤブツバキ 3 18 ヤブニッケイ 1      
5 ケヤキ 8 14 ヤマモモ 2 18 ソメイヨシノ 1      
5 ヒサカキ 8 14 モチノキ 2 18 クヌギ 1      
7 エノキ 5 14 トベラ 2 18 シラカシ 1      
8 イヌマキ 4 18 スギ 2 18 マユミ 1      
9 ハゼノキ 3 18 シュロ 1 18 センダン 1 27種 125

楽寿園の自然_あやめヶ池
あやめヶ池

楽寿園の自然_すずめヶ池
すずめヶ池

7.のりもの広場・どうぶつ広場周辺(表7参照)

 溶岩層GL2とGL3に生育している樹木です。諸施設をつくるために、盛土をしたり、削りとったところも多くあり、自然の地形が変っているところが多いです。
 樹木は、施設に合わせて植裁したものが数多くあります。往時からの実生樹の多くは、大木になって残っているので、観察には好資料となります。
 植栽樹としては、主に遊園地付近のソメイヨシノ20本余と、食堂の南から「鯉の池」地先に見られるイロハモミジです。春のソメイヨシノの花、秋のイロハモミジの紅葉は、愛でるのに十分な価値があります。
 自然の生育樹としては、動物園舎近くのクロマツ、ハリギリ、モチノキ、エノキ、「のりもの広場」の線路脇のクヌギ等と、「鏡の家」近くのケヤキがあります。
 これ等は、何れも老壮相を示していますが樹勢は良好です。

表7 のりもの広場、どうぶつ広場周辺

表2
No. 樹種 本数 No. 樹種 本数 No. 樹種 本数 No. 樹種 本数
1 ソメイヨシノ 21 15 シラカシ 3 22 センダン 2 33 ハゼノキ 1
2 イロハモミジ 19 15 シュロ 3 22 アオキ 2      
3 ケヤキ 18 15 クスノキ 3 33 セイヨウナシ 1      
4 ヒサカキ 11 15 ヒノキ 3 33 アセビ(植え込み) 1      
5 カイヅカイブキ 11 15 ハリギリ 3 33 サツキ(植え込み) 1      
6 エノキ 10 15 ウメ 3 33 イボタノキ 1      
7 クヌギ 7 22 アカマツ 2 33 ヤマブキ 1      
8 ヤブツバキ 6 22 ヤマモモ 2 33 メダケ 1      
9 エンジュ 5 22 イチョウ 2 33 マサキ(植え込み) 1      
9 アラカシ 5 22 カキ 2 33 オオシマザクラ 1      
9 ムクゲ 5 22 ミズキ 2 33 アカシデ 1      
12 ツツジ(植え込み) 4 22 クリ 2 33 ムラサキシキブ 1      
12 ヒマラヤスギ 4 22 ネムノキ 2 33 ヒイラギ 1      
12 クロマツ 4 22 アカメガシワ 2 33 ムクノキ 1      
15 モチノキ 3 22 ヤマザクラ 2 33 サザンカ 1 (46種) 187

 

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楽寿園の自然 コンテンツ一覧

 

1)ジオサイト楽寿園(PDF2.96MB)

  1. 三島溶岩
  2. 御殿場泥流起源の転石
  3. 搬入された石材
  4. ジオポイントの説明

2-1)楽寿園の樹林(森)前編

  1. 小浜の森(イ)
  2. 小浜の森(ロ)
  3. 常盤の森
  4. さぎの森

 ​2-2)楽寿園の樹林(森)中編

  1. 瀬の周辺
  2. あやめヶ池、みどりヶ池、すずめヶ池周辺
  3. のりもの広場、どうぶつ広場

2-3)楽寿園の樹林(森)後編

  1. 天神の森
  2. 万葉の森
  3. 楽寿の森管理計画

3)楽寿園の湧水

 

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