交通安全都市宣言

交通安全都市宣言(昭和37年3月12日決議)

  われわれが幸多き生活を送るための要締は、安全なる日々を迎えることに始まる。
 然るに、ここ数年来の交通禍は激増の一途をたどるのみであり、しかもその深刻なること、平和な家庭を瞬時にして破壊する等、全くわれらの目を覆わしむるものがある。
 殊に、わが三島市においては、景観をもって名だたる箱根山を経、輻湊した市街地に突入せる国道1号線のごとき、あたかも往時の天下の険を再現し、市民はわだちを接する車両に日夜生命の脅威をさらしている。
 かかる交通環境を打破し、市民生活の安全を確保することは、刻下の急務であり、今こそ全市一体となり、交通禍のきずなをたちきるよう、究極の努力を尽すべきときである。
 よってすべての市民こぞって、決意をこめ、ここに三島市を「交通安全都市」とすることを内外に宣言する。
    昭和37年3月12日

三島市