食育について

三島市の学校教育は「心の教育」を重要課題とし、子どもたちの「豊かな感性」を育むことに力を入れており、その一環として食育を推進しています。
 「子どもたちが食を通してよりよく生きる力を育む」よう、技術・家庭科、総合的な学習の時間、学級活動、給食などのすべての教育活動の時間と場を活用するとともに、子どもたちを介した保護者への啓発にも取り組んでいます。

子育て理想郷“ふじのくに地域モデル事業”による「食育推進啓発事業」について

 三島市で取り組んでいる「日本型食生活に即した給食」は、小学校での炊飯器導入も相まって大変好評であり、児童生徒が「食事の大切さ」に気づき、残食量が大きく減少するなど、その効果が現れています。また、児童生徒の朝食摂取率も向上しました。
 しかしながら、摂取はするものの、「摂取した食事の内容・バランス」への意識づけについては、十分な状況とはいい難く、児童生徒が食事の内容・バランスの重要さを、体感しながら習得できる適切な教材を用いることが必要と考えました。そこで、食事の組み合わせや量などを目でとらえ、体験的に実感できる食事バランスガイド立体模型を県の補助により導入し、幼稚園、小中学校の園児、児童生徒および保護者を対象に食育の啓発を行いました。
 平成24年度及び平成25年度は、食事バランスガイド立体模型を活用した食育を継続しながら、小中学生を対象に鰹節削り体験やだしをとる体験、「スマートウエルネス味しま給食」週間を実施することで、将来にわたり健康に暮らすことができる食育の推進、保護者が子どもを育む環境としての郷土に対する愛情の醸成を図りました。  今後も安心して子供を育てることができる食育環境の充実を図ってまいります。