三島と古写真7 成人の日の三嶋大社 (平成26年1月1日号)

 成人を祝う儀礼は古くからあり、男子には元服(げんぷく)、褌祝(ふんどしいわい)、また、女子には裳着(もぎ)、結髪(けっぱつ)などがありました。

 終戦間もない昭和二十一年十一月二十二日、埼玉県蕨市(わらびし)で、次代を担う青年たちに明るい希望を持たせ励ますために行われた、「青年祭」のプログラム「成年式」が、全国に広まりました。

 昭和二十三年、「成人の日」と制定され、「大人になったことを自覚し、みずから生きぬこうとする青年を祝いはげます」という趣旨のもと、国民の祝日となりました。

 写真は、昭和四十一年一月十五日、三嶋大社境内での晴着姿の新成人です。大社の当日の日誌にも、境内は参拝客で大いににぎわったことが記されています。

昭和41年1月15日三嶋大社
▲昭和41年1月15日三嶋大社

【広報みしま 平成26年1月1日号掲載記事】