はじめてみませんか?「人生会議」

~最期まで住み慣れたまちで暮らしていくために~

誰もが住み慣れた家でいつまでも暮らしたいと思うものです。
病気やケガなどで入院せざるをえなくなった場合でも、治療が必要な急性期を乗り越えて一定の回復をしたあとは、病院ではなく自宅で療養したいと思う人が多いでしょう。
そんな思いを叶える手助けとなるのが「在宅医療」です。
また、在宅生活を続けるためには、医療だけではなく、本人や家族のための「介護や支援」が必要になります。
訪問診療や介護保険サービスを利用し、ご自身の望む生活を続けられるようにしていきましょう。

あなたはどこで?

あなたは人生の最期をどのように迎えたいか、考えた事がありますか?
平成29年度厚生労働省の「人生の最終段階における医療に関する意識調査」では、7割近くが「自宅で最期を 迎えたい」と回答しています。
しかし、実際には73.2%が医療機関で亡くなっており、自宅で最期を迎えた方の割合は15.7%となっています。(令和2年度人口動態統計より)

自宅で、施設で、医療機関で・・・
どのような場所で、どのように過ごし、どのような最期を迎えたいのか、考え、話し合い、家族や大切な人に伝えておきましょう。

人生会議(アドバンス・ケア・プランニング)とは・・・

もしもの時のために、あなたが望む医療やケアについて、前もって考え、繰り返し話し合い共有する取り組みを人生会議(アドバンス・ケア・プランニング)と言います。

「終活」という言葉をよく耳にするようになりました。
どんな場所で、どこまでの医療処置を望むのか、本人の意思を確認できなくなる時がいつ訪れるのかを予測することは困難です。
また、その意思を尊重し、その人の人生にとって最善となる医療及びケアを実現することは、残された家族にとっても極めて重要な意味を持ちます。

誕生日、お正月やお盆など、節目となるタイミング、家族等が集まったタイミングで話をする機会を設けてみましょう。

人として最期をむかえるとき(看取りガイド)を活用しましょう

家族や大切な人と話し合った「人生会議」、その内容を実現できるよう、記録を残しておきましょう。
前半は、亡くなる約1か月前から旅立ちの時までの変化が記載されています。 これらは医療が進歩しても、最期に至るまでの変化は変わらないと考えられています。
後半は、人生会議(アドバンス・ケア・プランニング)について記載されています。

そして、最後に人生会議として話し合った内容を記載できるページを設けています。

人生会議・看取りガイドについて知りたいときは…

自治会、老人会、ご近所の集まりなどで「人生会議」や「看取りガイド」について学んでみませんか。
会場に職員がお伺いし、説明をさせていただく出前講座を行っております。

在宅での医療・介護について相談したいときは…

「三島市医療介護連携センター」にご相談ください。
在宅医療コーディネーターが相談に乗ります。

相談日  月曜日~金曜日 ※ 祝日、8月15日~17日、12月29日~1月3日を除く
相談時間  午前9時30分~午後4時
場所  三島市南本町4-31(三島市医師会館2階)
電話番号  055-957-8151
FAX 番号  055-957-3015