地下水調査結果【令和6年3月】

三島駅南口の開発にあたり、地下水・湧水の保全は開発の大前提です。地下水の水位・水質を継続してモニタリングすることで、現状の把握と、万が一、地下水に影響が生じた場合に速やかに把握・対応できる体制を整えています。

地下水調査の概要

調査地点は、事業範囲を取り囲むように配置しています。
事業範囲の上流と下流で調査することで、万が一、事業により地下水に影響が出た場合の変化を把握することができます。
全体の位置図

地下水への影響把握のため、地下水位と地下水質を測定しています。
測定項目

地下水位

    • 3月11日 手ばかり水位(地下水位測定前1週間の降雨: 46mm(2024/3/5~2024/3/11)) 手ばかり測定結果

    • 水位の推移
      直近1年間地下水位グラフ(1802)


    • これまでの地下水位はこちら

    • ※2019年5月、測定機器の設置位置不良等のため修正を行いました。

地下水質(水温)

地下水質(pH)

  • pH(水の酸性・アルカリ性を示す指標です。0~14までの幅があり、pH7が中性、
       それより小さければ酸性、大きければアルカリ性となります。)

    pH(1802)
  • これまでのpHはこちら

地下水質(EC)

地下水質(濁度)

  • 濁度(水の濁りの程度を示す指標です)
    EC(1802)
  • これまでの濁度はこちら

  • ※No.7の濁度に高い値が検出されたことについては、現時点では以下のとおり考えています。
     No.7の上流にあたるB-7、下流にあたるNo.6やB-No.2では変動に異常が見られないことなどから、地下水に懸濁物質が含まれているとは考えにくいと捉えています(2024年3月の調査日時点で、No.7付近及び上流において、掘削を伴う工事は始まっていません)。
     No.7の井戸では、井戸周辺の土などが細粒分となって流入し井戸孔内に溜まっている可能性があり、地下水位の低下に伴い汲み上げ時にその細粒分を取り込みやすくなっている可能性も想定されます。
     現時点では、十分なデータが得られていないため、引続きモニタリングを実施し原因究明と対策の検討を行ってまいります。

地下水質(主要溶存イオン)

  • 主要溶存イオン(地下水に溶けている主なイオン)を指し、各イオンの量から地下水の特徴を知ることができます。
    三島の地下水はCa2+(カルシウムイオン)、HCO3-(炭酸水素イオン)が多いという特徴があります。
    主要溶存イオン(1801)
  • これまでの主要溶存イオンはこちら

  • ヘキサダイアグラム(主要溶存イオンの量で形作られた六角形を指し、その形の違いで地下水の特徴を比較できます)
    ヘキサダイアグラム(1801)
  • これまでのヘキサダイアグラムはこちら