三島市新規最終処分場地質調査業務委託調査報告書(概要版)を作成しました

三島市新規最終処分場地質調査業務委託調査報告書の概要版を作成しましたので公表します。

三島市新規最終処分場地質調査業務委託調査報告書(概要版)

三島市新規最終処分場地質調査業務委託調査結果に対する見解について

 三島市新規最終処分場地質調査業務委託調査結果を踏まえた見解といたしましては、地質調査結果の内容に大きな疑問点は無いため、今後の最終処分場の計画に影響はないと考えております。
 なお、地質調査で得られました地質構造や地下水位等を基本計画(基本設計)に反映させ、構造物や切土盛土の基本配置を決定してまいります。

三島市新規最終処分場地質調査業務委託調査報告書(概要版)4.今後の課題に対する対応について

●「地下水位の観測について、谷底部のB-No.2、谷口のB-No.Bでは、地下水が集まりやすい」に対しましては、埋立地の底面となる谷部に地下水集排水管を設置し、地下水の速やかな排水に努めます。
●「尾根部の地下水は、岩盤中の不透水性部分に一時的に滞水している可能性があり、不透水性を貫くと地下水位は低下することが確認されている」に対しましては、B-No.A 付近の尾根部に存在する強風化凝灰角礫岩を掘削等で貫通しない新規最終処分場の基本配置を検討いたします。
●「切土計画の設計にあたっては、実施設計前にボーリング調査を追加し、さらに詳細な地層の状況を確認することが望ましい。」に対しましては、令和3年度に基本計画(基本設計)によって新規最終処分場の基本配置が決定した後、基本配置に合わせた詳細な地層の状況を確認するため、令和4年度に地質調査(ボーリング調査)を追加し、実施設計に反映させます。
●「地盤の液状化については、飽和した緩い締りの砂層は認められず、火山灰質粘性土及び凝灰角礫岩、火山角礫岩よりなることから、液状化の可能性は低いと判断する。」に対しましては、建設候補地の地盤は液状化の可能性が低いと判断されていることから、特に液状化対策は必要ないと考えております。