令和5年度 平和都市推進事業について
三島市は、昭和34年12月21日市議会において「平和都市(核非武装)宣言」をし、永遠の平和を誓いました。それ以後、世界の恒久平和を願い、平和都市実現のための運動を展開してきました。
平成9年からは、8月を「平和都市推進月間」と位置付け、様々な事業を展開しています。
広島市平和祈念式へ中学生派遣
平成7年度より、これからの将来を担う中学生を対象に、平和教育の一環、平和の尊さについて認識を深める機会として、各中学校から代表生徒各1名を、毎年8月6日に広島市で行われる「広島市平和祈念式」に派遣しています。
戦争の悲惨さを伝えるパネル・ポスター展の実施
平成10年度より、より多くの市民の方に原爆の恐ろしさ、被害の悲惨さを知っていただくために、パネル展を開催しています。
令和5年度は、8月4日(金)から18日(金)まで市役所玄関ホールにて、「原爆と人間」パネル展の掲示を行います。
※広島市平和祈念式中学生派遣事業終了後には、派遣の様子を展示します。
令和5年度は、8月4日(金)から18日(金)まで市役所玄関ホールにて、「原爆と人間」パネル展の掲示を行います。
※広島市平和祈念式中学生派遣事業終了後には、派遣の様子を展示します。
サイレン吹鳴
平成6年度より、市内の同報無線及びFMみしま・かんなみ(ボイスQ)において、下記の時間に1分間サイレンを吹鳴し、戦争犠牲者の冥福を祈るとともに、恒久平和を願って市民のみなさんに黙祷を呼びかけています。
吹鳴時刻 | ||
8月6日 | 午前8時15分 | (広島平和記念日) |
8月9日 | 午前11時2分 | (長崎原爆の日) |
8月15日 | 正午 | (終戦記念日) |
懸垂幕の掲出
三島市が、平和都市(核非武装)宣言している都市であることを広く周知するため、8月1日から31日までの間、市役所庁舎に懸垂幕を掲出しています。
街頭啓発活動
市内主要箇所において、平和意識の醸成を図る活動の一つとして、通行者に啓発物品を配布します。
- 日時:8月15日(火) 午前11時~正午(市役所での出発式終了後、各配布場所に移動して配布します)
- 場所:本町タワー前、大社町西交差点、三島駅南口駅前広場の市内3ヵ所
被爆アオギリ2世
三島市立少年自然の家「箱根の里」には、被爆アオギリ2世が植樹され、今も根を張り、成長を続けています。
これは、日本非核宣言自治体協議会より協議会設立20周年記念事業の一環として「被爆アオギリ2世苗木」が三島市に贈呈され、平成15年3月26日に箱根の里に植樹されたものです。
このアオギリは爆心地から約1.3km離れた、中区東白島町の広島逓信局(現在の中国郵政局)の中庭にありました。爆心地方向にさえぎるものがなかったため、熱線と爆風をまともに受け、枝葉はすべてなくなり、幹は爆心側の半分が焼けてえぐられました。ところが、枯れ木同然だったこの木は、翌年の春になって芽吹き、被爆と敗戦の混乱の中で虚脱状態にあった人々に生きる勇気を与えました。
その後、中国郵政局の建て替えに伴い、1973(昭和48)年5月に現在の場所へ移植され、原爆の被害を無言のうちに語り続けています。移植で枯死するのではないかと心配されたアオギリは、その後も毎年種子をつけており、これらの種子は国内外へ贈られています。
これは、日本非核宣言自治体協議会より協議会設立20周年記念事業の一環として「被爆アオギリ2世苗木」が三島市に贈呈され、平成15年3月26日に箱根の里に植樹されたものです。
このアオギリは爆心地から約1.3km離れた、中区東白島町の広島逓信局(現在の中国郵政局)の中庭にありました。爆心地方向にさえぎるものがなかったため、熱線と爆風をまともに受け、枝葉はすべてなくなり、幹は爆心側の半分が焼けてえぐられました。ところが、枯れ木同然だったこの木は、翌年の春になって芽吹き、被爆と敗戦の混乱の中で虚脱状態にあった人々に生きる勇気を与えました。
その後、中国郵政局の建て替えに伴い、1973(昭和48)年5月に現在の場所へ移植され、原爆の被害を無言のうちに語り続けています。移植で枯死するのではないかと心配されたアオギリは、その後も毎年種子をつけており、これらの種子は国内外へ贈られています。