通いの場を立ち上げてみましょう!

通いの場は、住民同士が気軽に集まり、一緒になって活動内容を決め、ふれあいを通して「仲間づくり」「生きがいづくり」「支え合い」の輪を広げる活動です。人と人との間に絆が生まれると、共助の関係が生まれ、住民の主体的な様々な活動への発展が期待されます。
 人生 100 年時代を迎える中で、健康寿命の延伸に重要な介護予防の拠点となる活動でもあり、これからの暮らしの要になる取組の一つです。

テーマは、「みんなで」「無理なく」 「いつまでも」

 通いの場を立ち上げる上でのポイントをあえて一言でまとめるとしたら『まずは始めてみる』です。
 通いの場には、いろいろな成り立ち、運営方法があり、決まった形があるわけではありません。い ろいろな通いの場があるからこそ、おもしろいともいえます。
 ここでは、通いの場をはじめるにあたっての大まかな流れを紹介しています。順序が入れ替わって も、とばしても支障はありません。

1 仲間を集めましょう

 一人では組織はつくれません、志を同じくする仲間を集めましょう。
次のような方が周りにたくさんいるはずです。気軽に呼びかけてみましょう。
●お世話好きな人●地域の盛り上げ役●裏方としてお茶やお菓子の準備をしてくれる人
●気心の知れた人●見守り役●和やかに過ごせる温かい雰囲気づくりができる人
●地域のことを良く知っている人●相談役●誰が来ても笑顔で迎えることができる人など

2 どんな「通いの場」にするか、みんなで話し合いましょう

 運営の仲間が集まってきたら、次はこれから目指す私たちの通いの場をどのようなものにしていくのか、みんなで話し合って決めると楽しくなります。
 定期的に集まっておしゃべりをするだけでも楽しいものですが、そこに介護予防に効果のある体操を取り入れてみたり、口腔ケアや栄養に関する学習会を企画したり、四季折々のイベントをしたり、それぞれの通いの場に応じた工夫や特色があった方が、みんなの愛着が深まります。
その他に
  • 参加者の範囲
  •  
  • 参加者とボランティアの役割分担
  •  
  • リスクマネジメント(万一の事故に備える、緊急連絡先等の把握、避難誘導方法の確認、ボランティア活動保険への加入など)
  •  
  • プライバシーの保護(本人の承諾なしに個人情報を他者に漏らさないことの取り決め)
などについても確認しましょう。
決定したことであっても確定ではなく、必要に応じて柔軟に見直していくようにします。
その柔軟性が住民活動ならではの特性であり、活動を継続していく秘訣でもあります。

3 集まりやすい日(開催日)を決めましょう

 通いの場は、できるだけ定期的に。開設当初は、無理なく1ヶ月に1回の開催でOK。
慣れてきたら月に2回、週に1回の開催を目指しましょう。
週に1回体操をすると、介護予防の効果が高くなります。

4 集まる場所を決めましょう

 通いの場は、誰でも気軽に安心して寄り集まれる場所を探します。
 高齢者の安全に配慮したところであれば、どこでも良いです。自分たちの活動にあった場所を探してください。
    例)●公民館●憩いの家●ボランティアや参加者の自宅の一室を開放●貸出スペース●空き家●空き店舗
●公的な施設など
※施設の使用ルールを守りましょう!

5 参加料等を決めましょう

 基本的に通いの場は、お金がなければできないというものではありません。多くの例では、まずスタートしてみて、それから、モノを持ち寄ったり、ボランティアとして協力してくれる人が出てくることも多いです。    しかし、場所代やお茶・お菓子代、体操やものづくりなどの企画にかかるお金など、通いの場を運営するために資金も必要な場合があります。
 そうした場合は、●入会金●年会費●利用料●寄附金●補助金等で資金調達する方法があります。
 飲食費、活動のための原材料費などの実費分のみ負担してもらったり、支援をする側もされる側も、会費や参加費といった形で費用を負担している場合が多いです。


☆活動費については、三島市社会福祉協議会の助成制度があります。

 ⇒令和7年度“赤い羽根”地域福祉活動立ち上げ助成事業について

 ⇒令和7年度“赤い羽根”身近な地域の居場所づくり助成事業について

6 活動を継続するためには

 参加者の声を聞くこと。そして集まった仲間たちも一緒になって楽しむことが一番のポイントです。
笑顔あふれるところに、人はたくさん集まってきます。
人がたくさん集まる、いつまでも続く通いの場を目指しましょう。


☆三島市では通いの場等で行う活動の支援をしています!

●みしまるっと体操の講師派遣

理学療法士が監修した介護予防のための体操にチャレンジしませんか。

詳細はこちら→ みしまるっと体操講師派遣チラシ

●介護予防のための講座の講師料を助成

皆さんが企画して行う介護予防のための講座の講師料を助成します。

詳細はこちら→ 介護予防講師派遣事業チラシ


三島市内の通いの場マップ

 三島市には、「住民主体の通いの場」と呼ばれる市民の方が運営し、主に高齢者が集う通いの場が数多くあります。
 高齢者の方が自分に合った通いの場を見つけ、参加し、仲間を作り、住み慣れた地域でいきいきとした生活を続けられるよう「通いの場マップ」を作成しています。
 これまで通いの場に参加していなかった方も、通いの場の活動内容や、活動場所から興味のある所を探し、気軽にご参加ください。
通いの場マップ表紙
ダウンロードはこちら

令和7年10月発行 通いの場マップ データ

配布場所

三島市役所 本館 1階 長寿政策課いきがい推進係

お願い

運営している通いの場が「通いの場マップ」に掲載されていない方は是非ご一報ください。

来年度の改訂版に掲載させていただきます。※掲載を希望する方に限ります。