食事から脂質異常症を予防しよう!
脂質異常症とは、血液中のLDL(悪玉)コレステロールや中性脂肪が異常に多くなったり、 HDL(善玉)コレステロールが少なくなったりしている状態です。自覚症状はありませんが、放置すると動脈硬化が進み、脳卒中や心臓病 等 の原因になります。 次のポイントをおさえて脂質異常症の予防をしましょう!
バランスのよい食事をとる

脂質のとり方に気を付ける
飽和脂肪酸
肉の脂や乳成分に多く含まれます。とりすぎるとLDLコレステロールを増やし、動脈硬化を進行させるおそれがあります。

不飽和脂肪酸
LDLコレステロールを減らし、脳卒中や心臓病等を予防する働きがあります。
食物繊維をしっかりとる
・野菜、きのこ、海藻を使った料理を1日5皿以上とる
・ごはんやパンは精製度の低いものにする
主食に食物繊維を取り入れることで、不足を補えます。
例)白米→玄米、食パン→全粒粉パン
お酒は適量を楽しみ、休肝日をつくる

週2回は休肝日をつくる
以前よりも少ない量で酔えるようになり、お酒の量も減らせます。
ノンアルコール飲料を選ぶ
適量以上のお酒を飲みたいときは、ノンアルコール飲料に置き換えましょう。
おつまみにひと工夫
味の濃いおつまみはお酒が進んでしまいます。 野菜、大豆、魚中心のメニューにしましょう。
生活習慣も気を付けましょう
運動習慣を身につける
運動をすると中性脂肪が減り、HDLコレステロールが増えます。 ウォーキングなどの有酸素運動を行いましょう。

禁煙する
たばこは、中性脂肪を増やし、HDLコレステロールを減らします。また、血圧を上げ、動脈硬化も進めてしまいます。狭心症や心筋梗塞の引き金になるので、喫煙している方は禁煙しましょう。
適正体重を維持する
BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
適正体重:BMI18.5~24.9
BMIが25未満でも、内臓脂肪が多い隠れ肥満の場合もあります。腹囲が男性は85cm、女性は90cm以上だと内臓脂肪がたまっていると考えられ、糖尿病や高血圧になりやすいです。
内臓脂肪を減らすと中性脂肪が減り、HDLコレステロールの改善が維持できます。BMIや腹囲が基準を超えている方は、今の体重の3%の減量を目標にしましょう。
脂質異常症予防におすすめのレシピ
その他の生活習慣病も予防しましょう
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