これまでの取組み(位置条例の可決に至るまで)
市議会6月定例会での位置条例案の否決を受けてから、市議会11月定例会にて可決に至るまでのこれまでの取り組みについてまとめています。
位置条例案の否決
老朽化が進み安全性や利便性が低下する庁舎の建替えを検討する中で、新庁舎の整備地を南二日町広場とする条例案を、令和7年市議会6月定例会に提出しましたが、賛成13人、反対8人で可決には至りませんでした。(※この条例の制定には2/3以上の議員の賛成が必要です。)
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6月議会でのご意見
6月議会では賛成・反対のそれぞれの立場からご意見をいただいています。(市議会だよりR7.8.1号より抜粋)
【賛成の立場からのご意見】
【反対の立場からのご意見】
☝これらのご意見を受けて、対応が不足する部分を補うため、次の取り組みを実施しています。
【賛成の立場からのご意見】
- 1万人の市民アンケート結果は、南二日町を選択した人が61.3% であった。この市民意見は尊 重すべき。
- 北田町で建て替えることも十分に検討されていた。北田町は建設費用、ライフサイクルコストも高くなり、また工期が6年もかかり、危険であることなどから、南二日町とする方が良い。
- 跡地活用により商業、観光、文化の交流拠点にすることはまちづくりのチャンスである。
- 未来の展開を見据えた都市構造の見直しにより、三島市が大きく飛躍するチャンスとなる。
- 限られた財源の中、費用対効果を見極めながら、行政サービスの質を落とすことなく、財政の健全性を維持する必要がある。
【反対の立場からのご意見】
- より一層の熟議、市による丁寧な説明、とりわけ中心市街地の周辺住民、南二日町周辺以南の関係する地域住民との双方向の議論と理解が不十分と考える。
- 地域ごとの住民の説明会もなく、住民の合意形成を欠いている。
- 早々に位置を決めるのではなく、今後の三島のまちづくりのビジョンを明確に示して、整備地を確定する必要がある。
- 100 億円の箱物を建てることに議員は危機感を持つべき。
- 地盤、周辺整備、事業費などまだまだ不明瞭なことが多いため、しっかりとしたものを示してもらい、再度審議すべきと考える。
☝これらのご意見を受けて、対応が不足する部分を補うため、次の取り組みを実施しています。
取組み①:質問箱の設置
- 時期:8月1日~(継続中)
- 内容:
・新庁舎整備に関する質問を受付けて回答します。
・質問箱は、市役所本館のほか各公民館に設置しています。
・電子による申請も受付けています。 - 成果:これまでに計90件のご質問をいただき、その回答を公表しています。
取組み②:街頭アンケート調査
- 時期:8月20日~29日
- 内容:新庁舎整備事業への認知度を確認するため、100人の方々にプッシュ型のアンケートを実施しました。
- 成果:
・100人中92人の方が新庁舎整備事業のことを知っており、関心度の高い事業であることが分かりました。
・「現庁舎は古いので早く建替えて欲しい」「現庁舎の駐車場は狭くて使いにくい」「まちなかの衰退が心配」「大場川の水害が心配」など様々な意見をいただきました。
取組み③:市民説明会の開催
- 時期:9月29日~10月3日
- 内容:市役所本館、公民館など計4ヶ所で基本構想の内容説明とみなさんからの懸案事項についてご説明しました。
- 成果:
・合計207人の市民の方に参加いただきました。
・説明内容への質問は、質問箱で受付けて、回答しています。
取組み④:説明動画の公開
- 時期:10月14日~(公開中)
- 内容:市民説明会の説明動画及び市長メッセージを公開しています。
- 成果:
・これまでに2,000回以上再生されています。
・市民説明会に来られなかった方にもご視聴いただけています。
取組み⑤:交通量の調査
- 時期:7月8日、7月16日 7:00~9:00
- 内容:二日町駅入口交差点と横浜ゴム前踏切の2か所で職員による交通量調査を実施しました。
- 成果:
・車両は8:00前後の時間帯が最も多いことが確認できました。
・交通量は多いが二日町駅交差点の信号が青になれば滞留が解消されることが確認できました。
・南二日町広場へ新庁舎を移転整備した場合に必要となる交通対策の方針を策定するため、10月より交通アセスメントの業務を開始しました。
位置条例案の可決(令和7年11月)
上記の取り組みをふまえ、令和7年市議会11月定例会に再度、位置条例案を上程した結果、賛成18人、反対4人で可決となりました。
今後は新庁舎整備基本計画の策定に取り組んでまいります。
今後は新庁舎整備基本計画の策定に取り組んでまいります。







