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三島市立公園楽寿園(国指定文化財「天然記念物・名勝」)
三島市立公園楽寿園(国指定文化財「天然記念物・名勝」)

▲満水時の小浜池
三島市立公園楽寿園は、JR東海道本線三島駅南側に位置する広さ約75,474平方メートル(約22,870坪)の自然豊かな公園です。昭和27年(1952年)より市立公園として開園し、園内には、楽寿館、小浜池、万葉の森、どうぶつ広場、のりもの広場、三島市郷土資料館などがあります。
この付近はかつて小浜山と呼ばれ、愛染院(廃寺)、浅間神社、広瀬神社の社寺地でしたが、明治23年(1890年)に、小松宮彰仁親王により、池泉回遊式庭園と京都風高床式数寄屋造りの別邸「楽寿館」が造営されました。その後、明治44年(1911年)に朝鮮の李王家の手に移り、昭和2年(1927年)に緒明氏私邸になった変遷があります。
この場所は、約1万7千年~1万年前に富士山の噴火で流れ出た溶岩流の末端にあたると考えられています。この溶岩は「三島溶岩流」と呼ばれ、現在でも小浜池を中心とする園内各所で見ることができ、地質学上貴重な資料となっています。
園内では溶岩の上に実生した樹木のほか小松宮別邸以降にも植えられた樹木と合わせ百余種の樹木が生育しており、また季節に応じた野鳥も多数観察することができます。
溶岩下の末端やすき間から湧き出る富士山の雪解け水と自然林を生かした庭園は、昭和29年(1954年)に国の天然記念物及び名勝に指定され、四季を通じた豊かな自然と触れ合える憩いの場として親しまれています。





