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市指定 有形文化財(絵画・彫刻・工芸品)
(有形文化財 絵画)小沼満英筆 三島宿場風俗絵屏風
種別 市指定 有形文化財(絵画)
よみ こぬまみつひでひつ みしましゅくばふうぞくえびょうぶ
員数 6曲1双
所有者・管理者 三島信用金庫
所在地 芝本町
指定日 昭和41年2月7日
概要
左右 6曲 1双、着色の鳥瞰図式の屏風である。江戸時代後期の天保年間に三島の旧家、山口家に半年間逗留した絵師の小沼満英が、宿代として描き残したと伝わる。作者は浮世絵師と思われるが詳細は不明。右隻は秋冬の季節で、積雪の富士山と箱根を遠望し、宿東端の新町橋から箱根西坂にかけての東海道筋と農村風景を描いている。左隻は三嶋大社から千貫樋の架かる境川までのにぎやかな宿内の様子を春・夏の季節感を漂わせて描いている。当時の三島宿の景観 ・ 風俗を知る重要な資料である。
なお、指定の名称は「三島宿場風俗絵屏風」であるが、今日では「三島宿風俗絵屏風」と呼ばれることが多い。


(有形文化財 絵画)栗原忠二画「月島の夕」
種別 市指定 有形文化財(絵画)
よみ くりはらちゅうじが つきしまのゆう
員数 1点
所有者・管理者 郷土資料館
所在地 一番町
指定日 昭和55年10月8日
概要
作者の栗原忠二は明治19年(1886)中央町に生まれ、県立韮山中学校、東京美術学校を経て英国へ留学。ウィリアム・ターナーの作風に傾倒し、ロマン主義的な風景画を確立、日本の風景画に新境地を開拓した。「月島の夕」は明治42年(1909)第 12回白馬会絵画展覧会に出展された作品である。その後、明治45年から大正15年まで、英国に留学している。
この作品は栗原の母校である南小学校に長らく所蔵され、後に郷土資料館に移管された。移管時点では作品名は「月島の月」とされており、当初の指定名称も「月島の月」であったが、後に白馬会絵画展覧会の出品目録により「月間の夕」であることが確認された。

(有形文化財 絵画)梅御殿装飾絵画
種別 市指定 有形文化財(絵画)
よみ うめごてんそうしょくかいが
員数 6点10面
所有者・管理者 三島市
所在地 一番町
指定日 平成3年3月4日
概要
楽寿園梅御殿にあったもの。本杉戸絵群は一見するとやや硬い感じを受ける作品もあるが、絵画技術は相当高度のものを有し、特にその骨法は正確、確実で優秀である。 また彩色もそれぞれの作品主題に合わせ、杉戸の板目の美しさを生かしながら巧みである。
「経正竹生島詣図」(作者不詳)2面 平家物語の一場面を描いたもの。作者は草野龍雲ではないかと考えられる。
「足柄山(新羅三郎吹笙)図(」湯川松堂)2面 笙の奥義に達した新羅三郎が、師の豊原時元の子時秋に足柄山で秘曲を伝授するところを描いている。
「司馬温公図」(草野龍雲)2面 大瓶に落ちた子どもを助けるため、高価な瓶を割っている場面を描いている。北宋の学者・政治家である司馬光の逸話で、明治時代に教育訓話として取りあげられた。
「郭子儀図」(湯川松堂)2面 郭子儀は中国唐代の武将。長寿であったので古来しばしば画題となった。
藤図(草野龍雲)1面、秋草鶉図(草野龍雲)1面




(有形文化財 絵画)下田舜堂画「朝焼けの富士」
種別 市指定 有形文化財(絵画)
よみ しもだしゅんどうが あさやけのふじ
員数 1点
所有者・管理者 三島市
所在地 北田町
指定日 平成5年3月4日
概要
旧東海道の箱根入口付近からの写生がもとであると思われる。昭和20~30年代初め頃までの民家の姿や松並木と付近の様子等を伝えており、郷土史的観点からも興味深い。

(有形文化財 絵画)下田舜堂画「小浜池」
種別 市指定 有形文化財(絵画)
よみ しもだしゅんどうが こはまいけ
員数 1点
所有者・管理者 三島市
所在地 北田町
指定日 平成5年3月4日
概要
満々と水をたたえた頃の小浜池の姿を写生。建物、前景の松の枝ぶり、中央左側隅の島上の枯れた木立、さらには背景をなす多くの木々の変化ある様子等、実に克明に描かれている。

(有形文化財 絵画)細井繁誠画「月と芋畑」
種別 市指定 有形文化財(絵画)
よみ ほそいはんせいが つきといもばたけ
員数 1点
所有者・管理者 三島市
所在地 大宮町
指定日 平成7年3月1日
概要
「月と芋畑」は、細井繁誠の画家として最も油の乗っているころの作品であり、保存状態もよい。色彩やタッチも自然からやや離れ、作者独自の絵画的世界を作り上げている。

(有形文化財 絵画)杉本英一画「絵画教室」
種別 市指定 有形文化財(絵画)
よみ すぎもとえいいちが かいがきょうしつ
員数 1点
所有者・管理者 三島市
所在地 大宮町
指定日 平成7年3月1日
概要
人物のひとりひとりをやや単純化しデフォルメしているが、手足の位置や動きには表情があり、色彩も派手さはないが重色の所々に濁りのない澄んだ青や朱色をのぞかせるなど、作者の画風がよくあらわれている。

(有形文化財 絵画)芹沢晋吾画「農夫」
種別 市指定 有形文化財(絵画)
よみ せりざわしんごが のうふ
員数 1点
所有者・管理者 三島市
所在地 大宮町
指定日 平成19年1月10日
概要
絵に華やかさや親しみ易さはないが、デッサン力に優れリアリティがある。ニヒリスティックではあるが時代性が強く、戦後派的な絵画としての価値が高いものである。同氏は、昭和28年の三島市美術展第1回展より第25回展まで連続で洋画部門の審査員を務めた。その功績により、三島市は平成2年に、物故画家である同氏の本作品を買い上げている。

(有形文化財 絵画)大沼貞夫画「日輪ボロブドゥール幻想」
種別 市指定 有形文化財(絵画)
よみ おおぬまさだおが にちりんぼろぶどぅーるげんそう
員数 1点
所有者・管理者 三島市
所在地 大宮町
指定日 平成22年3月10日
概要
ボロブドゥールはジャワ島中部、ジョクジャカルタに程近い丘の上にある著名な仏教遺跡。回廊には仏陀の生涯や精神性を語るレリーフ(浮き彫り)が多数あり、他に丸彫りの像も何体かある。そのレリーフからヒントを得、更に作者の構想を加えて描いたものである。

(有形文化財 絵画)大沼貞夫画「魔性と仏性(ボロブドゥール考)A・B」
種別 市指定 有形文化財(絵画)
よみ おおぬまさだおが ましょうとぶっしょう ぼろぶどぅーるこう A B
員数 2点
所有者・管理者 三島市
所在地 大宮町
指定日 平成22年3月10日
概要
ジャワ島中部にある仏教遺跡ボロブドゥールを見て感じたことを、作者なりの構想で描いたものである。Aは仏性を、Bは魔性を表現。色彩の朱色は作者の思いであり、ある種の挑戦である。

(有形文化財 彫刻)金剛力士像(阿形像、吽形像)
種別 市指定 有形文化財(彫刻)
よみ こんごうりきしぞう あぎょうぞう うんぎょうぞう
員数 1対
所有者・管理者 妙法華寺
所在地 玉沢
指定日 昭和57年2月23日
概要
阿形像が253cm、吽形像が256cmで、ヒノキ材・寄木造、眼には玉眼が嵌入されており、採色されていた痕跡がうかがえる。筋骨・裳の流れには鎌倉期の様式をよくとどめているが、鎌倉期ほどの強烈さはなく、作成年代は室町時代と推定される。


(有形文化財 彫刻)光安寺鼻取り地蔵
種別 市指定 有形文化財(彫刻)
よみ こうあんじ はなとりじぞう
員数 1躯
所有者・管理者 光安寺
所在地 日の出町
指定日 昭和62年3月19日
概要
像高 72.5cm、寄木造りの座像である。左手には宝珠右手には錫杖を持ち、左足をやや投げ出す。面部 ・ 体部に質感を持つなど南北朝時代の作と考えられる。同寺は時宗、お地蔵さんの寺と呼ばれ 「鼻取り地蔵」の愛称がある。

(有形文化財 工芸品)龍澤寺隠寮内入江長八鏝細工
種別 市指定 有形文化財(工芸品)
よみ りゅうたくじいんりょうない いりえちょうはちこてざいく
員数 ―
所有者・管理者 龍澤寺
所在地 沢地
指定日 昭和41年2月7日
概要
入江長八は伊豆松崎生まれの左官職人、漆喰鏝絵を創作した名工で、江戸時代後期から明治時代のひとである。隠寮 (老師の居所) 内の鏝絵は明治11年の製作で、戸や内壁に千羽鶴、山水図、菊花図、松と竹などが丹念に鏝で描かれ、まとまって保存されているのは極めて貴重である。

(有形文化財 工芸品)織部灯籠
種別 市指定 有形文化財(工芸品)
よみ おりべとうろう
員数 1基
所有者・管理者 個人
所在地 南本町
指定日 昭和41年2月7日
概要
旧本陣樋口家の庭園にあったもので、樋口家が本陣を始めた江戸時代初期製作のものと推定される。 台石がない、竿石がラテン十字になっている、竿石正面下部に人物像が浮彫りにされている、といった織部灯籠の特徴を備えている。織部灯籠は茶人の古田織部が創案し、またキリシタン信仰にも関連するといわれている。
(有形文化財 工芸品)三四呂人形
種別 市指定 有形文化財(工芸品)
よみ みよろにんぎょう
員数 36点
所有者・管理者 郷土資料館、個人
所在地 一番町
指定日 昭和58年10月7日(24点)
追加指定 平成18年1月11日(12点)
概要
三四呂人形は本町出身の野口三四郎によって創作された、張り子の人形である。代表作である「水辺興談」は川魚をとって遊んでいる二人の少年で、湧水が豊富な三島ならではの作品である。昭和11年、第1回綜合人形芸術展覧会で最高賞である「人形芸術院賞」を受賞している。
昭和58年に「水辺興談」「桃子」「里子」「官妓」など計24点を指定、平成18年には「パラソル」「トンボとり」「五月の賦」など12点を追加指定している。



三四呂人形水辺興談、桃子、里子、五月の賦、春日庭





