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未来の水道へ、はじめの一歩。~水道DX推進に向けた実証試験の結果をご報告します~

ページID:0034467 更新日:2026年7月3日更新 印刷ページ表示

【実証試験】スマートメーターで検針業務が変わる!

​人口減少に伴う担い手不足や、高度経済成長期に整備された水道施設の老朽化など、日本の水道事業は大きな転換期を迎えています。
三島市水道事業では、こうした全国的な課題に対応し、将来にわたって安全・安心な水道を安定的に皆様にお届けし続けるため、最新のデジタル技術を活用して業務の仕組みを変革する「水道DX(デジタルトランスフォーメーション)」に取り組んでいます。
その一環として、水道事業が抱える課題「検針業務の効率化」と「漏水調査の効率化」の解決を目指し、水道スマートメーター導入に向けた実証試験を実施しましたので、その結果をご報告します。

実証試験の概要

検針業務の効率化と市民サービスの向上を目指し、以下の実証試験を行いました。

【目的】検針業務の効率化と市民サービスの向上

検針員がお客様宅を訪問して行っている水道メーターの検針業務を、通信技術を使って自動化することで、検針員の安全確保や業務効率化を図るとともに、漏水の早期発見など新たな市民サービスの可能性を探りました。

  • 期間:令和5年2月~令和8年3月(継続中)
  • 場所:市内の難検針場所など5箇所
  • 内容:従来の水道メーターを、通信機能を持つスマートメーターに交換し、遠隔から自動で正確なデータが取得できるかを検証しました。

【スマートメーターとは?】 
携帯電話の電波などを使って、検針データを自動で送信する機能を持った水道メーターです。これにより、検針員の訪問が不要になります。

試験から見えた成果

今回の試験により、自動検針は概ね良好な結果が得られ、以下のような効果が期待できることが分かりました。

1.検針業務の自動化と安全性の向上

検針員がお客様の敷地内に入ることなく検針できるため、プライバシー保護につながります。また、危険な場所での作業がなくなり、検針員の安全も確保できます。​

2.ご家庭での漏水の早期発見

​1時間ごとの詳細な使用水量がデータで分かるため、これまで気づきにくかった宅内でのわずかな水漏れも、早期に発見できる可能性があります。

3.水道使用量の「見える化」

将来的には、スマートフォンアプリなどを通じて、ご自身の水道使用量をいつでもグラフで確認できるようになります。これにより、日々の節水を意識するきっかけ作りにも貢献します。​

4.新たな市民サービスへの可能性

一定時間、水の利用が確認できない場合に、ご家族などへ自動でメールを送信する「見守りサービス」への活用も期待されます。高齢者の安否確認ツールとして、福祉部局との連携も視野に入れて検討を進めます。​

課題

  • 導入・運用コスト
    スマートメーターは従来のメーターに比べて本体価格が高く、加えて通信費等の運用コストも発生するため、導入に当たっては費用対効果を慎重に検討する必要があります。
    例えば、従来型メーターが1台あたり数千円程度であるのに対し、スマートメーターは1台あたり数万円程度となる場合があり、導入コストは従来型の数倍から数十倍程度となることがあります。
  • 安定した通信環境の確保
    ​山間部や建物の構造、また鉄製のメーターボックス内など、場所によっては電波が届きにくくなる場合があります。安定した通信を確保するための対策が必要です。​
  • ​機器の耐久性
    ​試験中、一部の機器でボックス内への浸水による通信不良が発生しましたが、より防水性の高い機器へ交換することで解決しました。様々な環境下で長期間安定して稼働できる耐久性が求められます。​

今後の展開~試験から見えた未来~

今回の実証試験は小さな一歩でしたが、水道事業が抱える課題解決に向けた大きな可能性を確認できました。 三島市水道事業では、今後も市民の皆様の暮らしを支える水道事業の持続可能性を高めるため、デジタル技術の活用を積極的に推進してまいりますので、ご理解とご協力をお願いいたします。

Q&A

Q1.スマートメーターが導入されると、水道料金は高くなりますか?​

​スマートメーターの導入にはコストがかかる一方、検針の効率化や漏水量の削減による経費削減効果も期待されます。市全体でかかる費用と削減できる費用のバランスを慎重に検証し、市民の皆様にご負担が増えることがないよう、最適な導入方法を検討していきます。

Q2.すぐに、うちにもスマートメーターを付けてもらえますか?

現時点では、市内全域への一斉導入の計画は決まっていません。国や他の自治体の動向も注視しながら、引き続き検討を進めてまいります。

Q3.通信データで、個人情報が漏れたりしませんか?

通信するデータは暗号化されており、国が定めるセキュリティ基準に準拠した安全な方法で送受信されます。水道の使用量以外の個人情報(氏名や住所など)が一緒に送られることはありませんので、ご安心ください。

 

【参考:今後の技術動向】
 (※このセクションは市の公式見解ではなく、技術開発の一例として紹介するものです。)
メーカーからは、通信機能を内蔵した一体型で、より軽量・コンパクトな次世代の超音波式スマートメーターの開発も進められています。こうした技術革新により、将来的にコストや施工性の課題が改善されることも期待されます。