第2次三島市都市計画マスタープラン改定案へのご意見と、それに対する市の考え方

該当箇所 意見の概要 市の考え方 反映結果
新旧対象表の17ページ・17行の「ゾーン30の導入」について 「ゾーン30の導入を進めます。」は、実測速すぎると思います。三島方式で「ゾーン20」「ゾーン10」を都市計画で作ったらどうか。  「ゾーン30」とは、生活道路における歩行者等の安全な通行を確保することを目的として、区域(ゾーン)を定めて時速30キロの速度規制を実施するとともに、その他の安全対策を必要に応じて組み合わせ、ゾーン内における速度抑制や、ゾーン内を抜け道として通行する行為の抑制等を図る生活道路対策です。
 三島市では、生活道路における歩行者や自転車の安全確保を図るため、地域住民の主体的な発意と参加のもと、公安委員会とともに「ゾーン30」の導入を進めており、今後も積極的に進めたいと考えています。
 ご意見にありました「20キロ規制」や「10キロ規制」についてですが、公安委員会では現在、速度制限の最低を「30キロ規制」としているため、その実現は困難であると思われます。とはいえ三島市は、戦災を免れたことなどから、古くからの市街地を中心に狭い道が数多く存在し、多くの市民が生活実感として30キロ以下でも安全確保が十分でないと感じておられることも強く認識しているところです。
 そこで、市ではこれらの問題を改善していくため、平成25年4月、三島市独自の基準を盛り込んだ「三島市道路の構造の技術的基準を定める条例」を定める中で「スマートウエルネスシティ構想」の概念を取り込んだ「歩車共存道」を定義し、より安全で歩きやすい道路整備を進めており、その中でシケイン※、カラー舗装や路面標示、仮設狭さくなど、視覚的・構造的に自動車の速度及び交通を抑制していく対策を、地域の皆様のご意見を伺いながら検討・実施しているところです。
 また、地域の実情に応じて、ドライバーに対し路面への注意喚起の表示をしていくことや、思いやり運転に関する普及啓発などのソフト対策を、市民の皆様のご協力をいただきながら積極的に取り組んでいくことで、安心して歩いて暮らせるまちづくりを進めていきたいと考えています。

※シケイン:車両の通行部分の線形をジグザグにしたり蛇行させたりして、運転者に左右のハンドル操作を強いることにより、車の走行速度を低減させる道路構造のこと。
今後の参考とするもの