三島市観光戦略アクションプラン(案)へのご意見と、それに対する市の考え方

該当箇所 意見の概要 市の考え方 反映結果
三島市観光戦略アクションプラン(案)の3ページ・27行の三島市の観光資源について 「スポーツ体験」の観光資源として「ウォーキング・トレッキング」の記載はありますが、「ジョギング」の記載がありません。市内でも特に大場川や狩野川沿いのコースは富士山の景色を眺めながら安全にランを楽しむことができる魅力ある観光資源の一つであり、「ジョギング」も「スポーツ体験」の観光資源として加えるのが適当と考えます。 ご指摘いただきましたとおり、三島市内には、富士山等の景観を楽しめる環境が、豊富にございます。市としましても、観光客の方に、そのような魅力ある環境で、ジョギングを楽しんでいただくことも、観光資源の一つである考えます。上記を踏まえまして、「ウォーキング・トレッキング」の記載に、「ジョギング」も追加させていただきます。 政策案に反映したもの(一部反映を含む)
三島市観光戦略アクションプラン(案)の4ページ・18行の観光資源を磨き上げについて 「観光資源を磨き上げ」とありますが、現実には観光資源の維持管理すら十分でない事例が見受けられるため、実際の取り組みに当たっては、最低限、維持管理の取り組みはしっかり行っていただきたい。(例えば、新箱根八里記念碑が雑草で覆われて見えなくなってしまったり、向山古墳群からの富士山の眺望が伸び放題の竹林で阻害され、せっかくの観光資源が活かされていない実態があります。) 当市といたしましても、観光資源の適切な維持管理は、観光客受け入れの基礎・基本であると考えます。今後は、所管の施設だけではなく、市内観光資源を定期的に点検し、当該施設管理者、土地所有者等と連携を図り、適切な観光資源管理に努めてまいりたいと思います。 今後の参考とするもの
三島市観光戦略アクションプラン(案)の6ページ・13行の三島市駅前観光案内所の来訪者対応の機能充実について 「三島市駅前観光案内所の来訪者対応の機能充実」とありますが、新幹線改札口周辺に観光案内所機能がないため行き先に迷う観光客をよく見かけるため、同改札口周辺にも案内所の設置等が必要と思われます。 当市にも、新幹線から降車された方から、北口改札付近の案内につきまして、ご意見を頂戴することがございます。今後、JR東海や三島市観光協会と連携し、現場確認と問題点の洗い出しを行い、観光客の動線に配慮した案内表示の拡充等を、検討してまいります。 今後の参考とするもの
三島市観光戦略アクションプラン(案)の6ページ・13行の多言語対応できるガイドの充実について 「多言語対応できるガイドの充実」とありますが、過去に三島市が行った英語ガイド育成研修が活用されていない点も反省の上、「多言語対応できるガイドの育成及びその組織化」から検討する必要があると考えます。一般市民も平易な英語で案内できるガイドブックの作成なども市民自らが案内人となる上で有用と思われます。 三島市観光協会や関係団体と連携し、コロナ禍後に、当市に対するインバウンド需要がどの程度あるか、データやニーズの分析を行い、「多言語対応できるガイドの育成及びその組織化」の必要性や可能性について、英語ガイドブック作成の案件と共に、検討してまいります。 今後の参考とするもの
三島市観光戦略アクションプラン(案)の6ページ・21行の観光案内サインの充実について 「観光案内サインの充実」とありますが、三島市内の街歩きは、目的地間の距離が長かったり、せせらぎも数本あるため、地図だけでは目的地に間違いなくたどり着くのが難しいと思われます。たとえば高山市内には、交差点ごとに歩行者に目的地を案内する標識が設置されていたように記憶しています。三島市でも、できれば交差点ごとに目的地を案内する標識が必要と考えます。
また、観光施設の一部にはGuidoor等の案内も設置されていますが、インバウンドにしっかり対応するため、多言語での説明をより充実させる必要があると考えます。
なお、三島駅北口のジオサイトの案内があまり行われていないので、充実する必要があると思います。
当市では、平成29年度に、国の交付金で、「市街地回遊ルート案内サイン等多言語化事業」を行い、中心市街地に、案内サインを、約90箇所整備しました。また、当該交付金で、併せて整備した多言語観光スマホサイトでも、グーグルマップ等を活用し、日本語を含めた6言語で、各観光施設までの案内を実施しております。当市としましては、当該サイトの周知を図り、引き続き戦略6②④を絡めた複合的な案内を進めてまいります。また、三島駅北口のジオサイトにつきましては、安全性の観点から、案内を自重している可能性がありますので、案内を設置していない背景や経緯を確認し、慎重に検討を進めてまいります。 今後の参考とするもの
三島市観光戦略アクションプラン(案)の3ページ・17-18行の三島市の観光資源について 「自然体験」、「スポーツ体験」、「歴史・文化体験」、「食体験」に分類し、とあるが、それぞれの観光資源を関連付け、また組み合わせしていくことこそ着地型観光に結びつく手段だと考える。特に伊豆半島ユネスコ世界ジオパークは自然体験のみならず、すべての資源に関連付けてストーリーを作り上げていくことが可能で、富士・箱根・伊豆のゲートウェイそのものになりうる観光資源だと考える。 当市としましても、点在する観光資源を関連付け、組み合わせることにより、ストーリーが生まれ、着地型観光に結びつくものと考えております。戦略3②、戦略4②③で記載しましたとおり、各種の連携を図り、伊豆半島ジオパークを活用した市内誘致や新たな企画開発を推進してまいります。 今後の参考とするもの
三島市観光戦略アクションプラン(案)の4ページ・21-23行の自然体験の推進について ①自然体験の推進の取り組み内容の中の自然資源として伊豆半島ジオパークとあるが、②③④の推進においてもジオパークとの関連性を見出すことで、それぞれがより楽しめる観光資源となりうる。 当市としましても、伊豆半島ジオパークは、複合的な価値を持つ観光資源であると考えておりますので、②歴史・文化体験、③食体験、④スポーツ体験を絡めた誘客も並行して推進してまいります。 今後の参考とするもの
三島市観光戦略アクションプラン(案)の5ページ・9-11行の富士山・箱根・伊豆地域との連携強化について 伊豆半島ユネスコ世界ジオパークを観光資源として活用した広域観光ネットワークを構築するために、伊豆市修善寺にあるミュージアム「ジオリア」を三島市(三島駅南口再開発エリア)に移設する。東部伊豆地域に本格的な博物館(ミュージアム)を作ることにより観光ハブとしての役割を果たすことが出来ると考える。 ミュージアム「ジオリア」につきましては、(一社)美しい伊豆創造センターが、所管している施設となります。(一社)美しい伊豆創造センターに、いただいたご意見をお伝えさせていただきます。 その他(質問など)
三島市観光戦略アクションプラン(案)の5ページ・20-22行の美しい伊豆創造センターとの連携について 美しい伊豆創造センターとの連携強化のため、伊豆半島ジオパークミュージアム「ジオリア」の移設が最も有効な手段である。現在の場所では持続可能な施設とは言えない。15市町にとってもジオパークの入り口である三島市に移設することにより観光資源として「伊豆半島ユネスコ世界ジオパーク」を最大限に活用することが出来ると考える。ジオツーリズム、ジオカフェ併設、VRでのバーチャルジオツアー、ジオ学習やワーケーション提案、AI導入によるジオサイトや観光案内等、三島市だからこそできる伊豆地域への長期滞在型の誘客提案が可能であると考える。 ミュージアム「ジオリア」につきましては、(一社)美しい伊豆創造センターが、所管している施設となります。(一社)美しい伊豆創造センターに、いただいたご意見をお伝えさせていただきます。 その他(質問など)
三島市観光戦略アクションプラン(案)の6ページ・19-20行の駐車場の充実について 駐車場の充実とあるが、特に観光バス駐車場の確保は必須と考える。市内に観光客を回遊させるためには、楽寿園専用、三島駅周辺、広小路駅周辺、田町駅周辺などに確保していただきたい。また、野外イベント会場などにも使用可能だと、さらに有効利用できると考える。 市内宿泊施設等からも、観光バス駐車場の確保の要望が寄せられております。物理的な制約はございますが、ハード面だけではなく、休日利用していない民間企業駐車場の借用等、ソフト面の解決策も、関係者と共に、検討してまいります。 今後の参考とするもの
三島市観光戦略アクションプラン(案)の7ページ・10-11行の動画サイトによるプロモーションについて 動画サイトによるプロモーションの展開、とあるが、幅広い年代に対して発信するためには、サイトだけではなく、市内の各所、店舗、駅前等々にデジタルサイネージを活用するべきだと考える。 デジタルサイネージの活用も有効であると考えますので、民間企業等の力を活用しながら、ターゲットの状況に応じたプロモーションを進めてまいります。 今後の参考とするもの
三島市観光戦略アクションプラン(案)の7ページ・35-36行の観光人材の発掘と連携について ボランティアガイド以外にも、持続可能な有料ガイド組織を作る。三島市内だけではなく広域にガイディングができ、すべての観光資源を活用して来訪者の満足度を上げるコーディネートができ、さらにインバウンド対応ができる人材の確保が必要と考える。また、スマホ予約ができたり、当日でもガイド依頼できるなどのシステムを構築し、もっと気軽にガイドを頼んで楽しい観光ができる土壌を作ることこそ他の地域との差別化になると考える。 箱根八里街道観光推進協議会では、箱根八里を広域でガイドできるよう、箱根町、小田原市、函南町、三島市のガイドグループと、今後調整をする予定がございます。また、伊豆半島の広域ガイドにつきましては、伊豆半島にあるガイドグループとの調整が必要と考えますので、当該ガイドグループのコーディネートができる(一社)美しい伊豆創造センターに、持続可能な有料ガイド等の案件と共に、提言させていただきます。 今後の参考とするもの
三島市観光戦略アクションプラン(案)の4ページ・4-5行の三島市ならではの観光資源づくりについて 基本方針に「三島市ならではの観光資源づくり」とあるのだから、戦略として、観光資源の新たな創出や強化も記載するべきでは。ソフトとハードと両面あると思います。三島市の資源の活用から始まっている時点で、物足りなさを感じます。 新たな観光資源につきましては、戦略1のリード文末尾で、「新たな観光ルートの開発を進めます。」と記載しております。この中には、既存の観光資源を活用し、観光関係者や市民の皆様に、御意見をいただきながら、観光ルートを開発することで、新たな観光資源の発見や創出まで、導出することを含めております。 既に盛り込み済のもの
三島市観光戦略アクションプラン(案)の4ページ・17行の三島市ならではの観光資源づくりについて 基本方針1に「三島市ならではの観光資源づくり」とあるのに、戦略1では三島市の既存の資源の活用の話しかないので、 観光資源の新たな創出や強化も盛り込むべきだと思います。例えば、南口東街区や旧市街地に市民も観光客も利用出来る魅力的な施設を導入する、旧東海道の街並み整備の誘導、大場川?狩野川につながる遊歩道、ランニング、サイクリングコースの整備、三島の新たな特産品の開発、ワーケーション用途の誘導、お祭り期間以外でも三島大祭りがわかる施設等々 例示頂いた内容については、関係各課や関係団体等との調整や連携した検討が必要ですので、こちらにつきましては、戦略2や戦略4を進めるなかで、検討できる内容と理解しています。併せて、戦略10や戦略11を推進するなかで、関係団体等が連携して取組まれることも期待され、当市もその後押しをしてまいります。 今後の参考とするもの