スマートウエルネスについて

 あらゆる分野に健康の視点を取り入れる「スマートウエルネスシティ構想」による“健幸”都市づくりに取り組むプロジェクトです。
スマートウエルネスシティ構想とは「ウエルネス=“健幸”」をまちづくりの中核に位置づけ、保健・医療分野だけで個人の健康増進を図るのではなく、生活環境や地域社会、学校や企業など、あらゆる分野を視野に入れた取り組みにより、都市そのものを健康にすることで、市民が自然に健康で豊かになれる新しい都市モデルを構築しようとするものです。
SW全体 みしまるイメージ

取り組みの背景

1 人生100年時代へ
 日本の平均寿命は年々伸び、2021年には男性81.4歳、女性87.5歳となりました。 人生100年時代を見据えて、健康づくりが「一生を通じて前向きに人生を楽しむため の手段」となるよう、市民の行動変容を促していくことが求められています。 また、自立して日常生活が過ごせる健康寿命との差が、2016年で男性8.84年、女性12.35年 と開きがあるため、この「健康寿命」を延伸することが重要となっています。

2 健康づくりと地域づくりの好循環の創出
 地域における絆やつながりの強い地域は、そこで暮らす人の健康度が高いことがわかっています。また、地域コミュニティのつ ながりの希薄化が進む現代社会においては、人との交流機会が少なくなることでストレスの増大やこころの病が顕在化しており、 一人ひとりの健康づくりと併せて、人が集まり、交流、絆を深める地域づくりを推進することで、こころの健康へとつなげる好循 環を創出していく必要があります。

3 持続可能な社会へ
 少子高齢化が進むことによる社会保障費の増大や、生産年齢人口の減少による生活を支える 社会経済基盤の弱体化などが懸念されています。進化するデジタル技術を活かした効率的な経 営や、女性・高齢者の活躍を促す就労支援などを通じ、持続可能なサービスの提供と生産性向 上を見据え、健康づくりを産業振興に繋げ対応していくことが求められています。

取り組みの方針

健幸都市みしまのたまご

 スマートウエルネスみしまの関連する領域を「健幸都市みしまのたまご」として、三層構造で整理しています。
その核には食と運動・スポーツを中心とした「健康づくり」を位置づけるとともに、
その外側に社会参加の仕組みづくりとしての「いきがい・きずなづくり」を据え、
さらに健康を切り口とした地域活性化、産業振興がこれらを包み込むようなイメージで考えています。

1 健康づくり
「市民総参加で健康寿命を延ばす健康づくり」を進めます。

2 いきがい・きずなづくり
「生涯を通じて多様な社会参加が可能なまちづくり」を進めます。

3 地域活性化・産業振興
「持続可能な“健幸”都市づくり」を進めます。
4 共創
「共に」取り組む、何かと組み合わせることで生じるつながりの力を活かしていきます。
それぞれの具体的な事業内容については、 スマートウエルネスみしまアクションプランをご覧ください。