三島市は食育先進都市を目指します!

 健康の基本は食生活にあります。食の安全を確保するためトレーサビリティーシステムの運用、ポジティブリスト制度への対応はもとより、市民の皆様に安全・安心な農産物を供給できるよう減農薬・低化学肥料による環境保全型農業の普及に努めます。

今、なぜ食育なのか

一家だんらんの食事
 食育とは、経験を通じて食に関する知識と食を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てることです。

 また、ライフスタイルや社会情勢の変化で、食に対する感謝の念が薄れ、食生活の乱れなど、食がもたらす体や心への影響が社会的な問題となっており、これらを解決するために食育の推進が求められています。

 三島市では、「日本一住みやすい街三島」を目指して、食育を推進していきます。

「健康」「協働」がキーワード  『様々な食育事業の展開』

骨密度の測定
三島市では食育先進都市を目指し、三島市食育基本条例・三島市食育基本計画に基づき、「健康」「協働」をキーワードに様々な食育に関する事業を実施しています。
 
 幼稚園・保育園・小中学校向けには、講話や調理実習を行う「食育教室」、三島市歯科医師会との協働による「健口教室」、骨量を測定し講話を行う「健骨教室」、日本大学短期大学部食物栄養学科の教授陣と学生との協働による「食育元気教室」を行っています。
 
 一般向けには、市役所の来庁者を対象にした「骨元気相談会」、「食育出前講座」、「歯科出前講座」、「食育講演会」などを行っています。


●地産地消・地域づくりを推進します

日本大学学生の農業体験
 三島のおいしい野菜のPRと地産地消の推進のため、三島大根・三島馬鈴薯(メークイン)・三島甘藷(サツマイモ)などの箱根西麓三島野菜のブランド化を推進します。
   また、農産物の生産面では、化学肥料や農薬への過度の依存による環境への悪化が懸念されています。
 減農薬、低化学肥料の有機農業や自然農法を推進し、安全・安心な産地育成を図ります。




●食育認定店・健康づくり協力店の拡大に努めます

園児の料理教室
 ヘルシーメニューを推進し、地場産品を使用した健康的献立の紹介や健康づくり協力店とメニューでの栄養成分表示などの情報提供を行います。  
 さらに、健康づくり推進店の中から、特に食育を積極的に推進している飲食店を「三島市食育認定店」として認定し、市民にPRする制度を創設しました。



●産・官・学・民の協働で推進します

園児の農業体験
 食育は、産(生産者・事業者)、官(国・県・市)、学(教育・研究機関)、民(消費者・市民)が連携することが必要です。
 「協働のまち・三島」として食育を全市を挙げて、産・官・学・民の協働で推進します。特に食物栄養学科を持つ日本大学との連携は三島市の大きな特色です。

食育を恒久的に進めていくために

  ●『三島市食育基本条例』と『食育推進都市宣言』

 三島市では平成20年3月に三島市の食育推進の要となる「三島市食育基本計画」を策定し、更に一歩進めて食育を三島市で恒久的に進めるために、平成21年4月に『三島市食育基本条例』を施行しました。
 また、三島市民一人ひとりが食育に対する意識を高め、一丸となって取り組んでいくことを決意し、三島市の食育を恒久的に進めていくことを、市内はもとより全国に発信するため、三島市議会で『食育推進都市宣言』を議決いただきました。